京都の夏は毎年暑いのですが、この日は日中の最高気温が38度だったそうです。
ただそれは温度計の置かれている日陰で、しかも芝生の上1.5メートルでの測定結果です。昔なら百葉箱の中ででしょうかね。
アスファルトの道路の表面温度がほぼ50度にもなるのだそうで、こんなところにこども連れて歩いたり、ベビーカーに乗せて歩くなんてことは虐待以外の何物でもないですね。
学校の部活動も屋外屋内を問わずもっと大幅に制限すべきでしょうね。(全国高等学校野球選手権大会、これは廃止すべきでしょうし、オリンピック開催もやめるべきでしょうね。私はそう思っています。)
そんな日に自転車で出かけている私も私でしょうが。

寺町にあるいくつかの貸しギャラリーは軒並みお休みです。
こんな時期に何か絵画展でも写真展でもするような人はないのでしょう。
それでもこの日このギャラリーで絵の展示をするこの人(上の写真)に会いました。
そしてこの下の人はお兄さんで次週はこちらが展示するのだと言うことでした。

京都市立美術館の別館ではJPS主催の公募展が開かれています。
夏枯れだって枯れ切ってしまっているわけではないのです。
アニメの下書きかなと感じさせるような絵が壁面に所狭しと貼られています。

お兄さんの話によれば、弟さんはとにかくどこにいても何時でも絵を描いているそうで、常に自分の中にあるイメージをどんどん描きつけているのだそうです。
壁に貼り切れないものがテーブル上に20センチくらい積み上げられていました。いやそれ以上でしたか。
再生紙にボールペンで書かれています。
お兄さんの絵はかなり単純化した絵で、様々なキャラクターが表情・動作豊かに描かれて、それに言葉が添えられています。
ネット上でどんどん発信しているようです。

最近絵に打ち込もうと職場を離れたたようですが、我が息子も弟さんと同じくらいの年恰好で、芝居をするために定職に就かずに頑張っています。ですから、つい親の気持ちを忖度します。

ま、これも仕方ないことです。
後悔の無いように頑張るしかないですね。
現代では、またこの時に若者として生きる人たちにとっては安定とか保障とか確実とか言う言葉があまりにも希薄で虚ろになってきています。ですから、なおの事この今を充実させたいと思うのでしょう・・かね。
分からんでもないんです。
実際、私の息子などは親をはるかに超えた地点にいて頑張っているのですが、だからといってそれで食べていくという生活に展望が持てるわけではないのです。
- 2019/08/07(水) 00:00:31|
- 絵画
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