音楽を聞きながらこれらの写真を整理していて、ふとこの人〔たち〕が羨ましいなあと思いました。
というのも、この人たちは私に写真を撮ってもらえるのに私は撮ってもらえないからです。
私が大した写真家だからというようなことではなくて、私の写真は私の趣味にあっているからですが、撮る楽しみを得るか、撮ってもらう楽しみをとるか・・・いずれにしても私を撮る私はいないのです。

お仲間と並んだり向かい合ってドラムスの演奏をすることがあるのだそうですが、並ぶときは左利きとしての演奏になるんだそうです。
そうすると演奏の絵図らがよくなりますね。左右対称で。
そういう「目で聞く」要素を大切にするということもとても意味があると私は思っています。
私が写真を撮るからなおのことそういう事を意識するのかもしれませんが。

良い演奏からは時間の人生という川を漕いでいく人間の切なさが迫ってきますが、写真にもそういうことができるといいなあと思います。

写真は不思議なものです。

最近ますますそう思うようになりました。

あとどれくらいの時間この写真と交わることができるのかわかりませんが、その不思議に分け入っていけるように撮りたいものです。

梅雨には雨が降るものです。雨が降るから梅雨かな。
選挙には投票に行くものです。投票に行くから選挙かな。
期日前投票は功罪があるように思います。いろいろな都合で「投票日」に投票に行かれない人にはありがたい制度ですね。投票権の保証です。投票日は日曜だから家族で出かける人もいることでしょう。
でもね、選挙期間の各党、各候補の論戦を聞かないで、ただもう初めから「決めてるから」、「頼まれてるし・・・」と政策の深まりや、議論によって明らかになっていく過程を踏まえないで投票をしてしまうのはどうかなとも思います。議論、論戦、そして熟考・検討のために設けてあるのが「選挙期間」の意味でもありますね。
そして何より大切なのは候補者やその運動員だけでなくて、ただ投票するだけを選挙としてしまうのではなくて、せめてこの期間に政治意識を高めて、すべての有権者が討論に加わることです。このことが日本の選挙に一番欠けていることじゃないでしょうか。
一部に行われている期日前投票のように「票の囲い込み」では民主主義の高まりは期待できません。
- 2019/07/12(金) 00:00:45|
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