前回お会いしたのは、こことは別の手作り市でした。
まだ寒さの残る四月の事。
お話を伺うと、その手作り市に出店するのはまれなことだということで、私にとっては幸運なことでした。
その幸運が、またもや・・・。

という訳で、この日は朝からもう一つはっきりしない天候で、「どうしようかなあ。」と愚図っていたのですが。
6月の写真展以降、なかなか撮影の機会に恵まれていなくて、ついに昨日、ブログにも「穴」をあけてしまいました。
ですので、出かける前に外に干してあった洗濯物を部屋の中に吊るし換えて、まあ濡れてもいいやという覚悟でリュックを担いで外に出ました。

とにかく家を出なければ「被写体」になっていただける人に出会わないわけで。
「逆は必ずしも真ならず」ですが。

そして、思い切って出かけた甲斐があったわけです。
覚えていてくださいました。
本当は、「とても苦手。」なのだそうですが、この手作り市の店の、この場でならば・・・・と、ちょっと我慢してくれました。

前回撮らせていただいた写真をお母さまにも見てもらったそうですが、気に入っていただけたようでした。
そういうことがうれしいのですよね、撮った者としては・・。
四条や河原町通り辺りではすでに「コンチキチン」の音が響いています。
山鉾巡行になればもう梅雨明けは近いのです。 つまり夏はもうすぐそこに来ているのですから、こうした服がいいですね。

この方はとても真面目で人に対して気を使われる人ではないかと思います。
それでカメラのレンズを向けるとちゃんと撮られようとします。それが表情を硬くする面があるのですが、私はそういうことが嫌いじゃありません。
そして、こちらにしっかり目線を向けます。
そういう人の目線を、不自然にでなくレンズから逸らせるには、やはりちょっとテクニックがいります。

こういうときにも生真面目な性格ですからちゃんとこちらの求めに応じてくれます。
でもだからこそそうしたポーズに変に阿ったり、過剰に媚態をとったりする要素がないので、とてもいい感じに撮れます。
私はこういうやり取りの出来る人が好みですし、ますます写真を撮りたくなります。
結局、私の場合、見かけ、容姿の魅力は勿論ですが、性格人柄の良さをとりたいという面が強いように思います。

この人は他府県からおいでですから、ちょっと暇なときに撮らせてくださいというわけにはいきませんし、冒頭にも書きましたように「あまり得意ではない。」ということで、こうして手作り市でお会いするしか撮影の可能性がないのが残念です。
- 2019/07/07(日) 00:00:11|
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