グループ展にはグループ展の良さがありますが、やはり個展が楽しいですね。
会場全体を自分で決定できるのですから。
良い評価であれ否定的な評価であれ全部自分の財産です。

そしてこのようにお客さんを撮影をするかどうかも自分で決められます。・・・・と言っても今回の場合は100%個展というわけではなくて、「音楽の祭日」という世界的なイベントの一環ですから、当然その趣旨に沿ったものでなくてはなりません。(昨年制作したこのイベントの「世界友愛 清水寺 100本のトランペット」の写真集にはフェイスブックの広告ページがありますが、FBがイベントの趣旨を踏まえた広告を出していることに一定の敬意を感じました。)
プロがクライアントから求められたことに応えるというのとは違って、自分がそのイベントの精神に共感するということから始まっているので、基本的なところでは意にそまないことをすることにはなりません。

この写真展が個展だとは言っても、イベント全体が様々な人たちとの共同ですから、独りよがりで事を進めることは避けなくてはいけません。
今年は昨年と違い予算もごくごく限られていますから、そういう点からの制約は仕方がありません。工夫が必要でしたし、それによって知恵を出す訓練にもなりました。
結果オーライでもありましたし。

こうしたお客さんたちにも出会うことができ、写真撮影を楽しむこともできました。
どれほどかは喜んでもいただけましたし。

撮影を希望されるお客さんの写真を撮ってお送りしたのですが、望外に喜んでいただけました。
そうした方々の喜びの反応をいただいて写真を撮ることがますます楽しくなりますし、写真が役に立つのだなということも確信になっていきます。

その時に、これまで拙いとはいえ経験を積んできたことがあるからこそ、こういう反応もいただけるのだということを思います。
私が初めて個展をしたのは2013年のことでした。それを含めて写真展を7回、グループ展を4回。それらの経験がなければ清水寺・経堂をお借りしての写真展をする勇気はなかったと思います。

そしてこのような形での撮影の経験が、また次のステージ・・・・それがどのようなものであれ・・・・を可能にする肥料になってくれるのじゃないかな、と。
何よりこうした機会を与えてくれる方々との「つながり」が宝です。
- 2019/07/01(月) 00:00:49|
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