この方もお久しぶりの方です。
今は関東で活躍されています。
ガラス器は皆、透明です。着色はしないで,、モノによってはただ線描がされています。

その削られた図柄が日に照らされると光となり陰となって、器の中に、そしてその置かれたテーブル面や壁面に映ります。
それが実像なのか陰なのか二重構造が面白いです。

別のお客さんがあったり、予定していた作業との関係があったりと、撮影させていただくタイミングが難しかったのですが。
ちょっと奥の部屋の展示を見て来て、その帰りにまた覗いて、もし、作業をしていたら撮らせてくださいね、と言い置いて、離れたりしました。

その途中でギャラリーのスタッフさんが私などのようなものに「意見を聞かせてくれませんか。」という様な事があって話し込んで戻ると・・・・。
「あっ、今、今日の予定を全部完了するところです。」
「・!・!・!??」

それで私があまり残念そうな顔をするので「じゃあ、これまでするつもりはなかったんですけど・・。」と言いながらもう一つ取り出してくれて、削りの作業を見せてくれました。
硬いものを無理に削るという感じは微塵もなくてまるで鉛筆か何かで軽く描いていく感じでした。
グラインダーを握る手にはかなり力は入っている様子なんですが。

色のついていない、透明な器は他の器やテーブルクロスやカーテンやそういうものとケンカしないで相性がいい、そんな風にお考えのようです。
私の理解がちょっと不正確かもしれませんが。

以前撮らせていただいたのが・・・・何年前でしたかね。
それでも覚えていてくださいました。
- 2019/06/17(月) 00:00:15|
- 工芸
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