仕事は忙しいのだそうですが、ようやくやりがいも感じられるような仕事を任されるようになって、ちょっとこの頃元気なんだそうです。
大手や、外資系の企業での新人の扱いはなかなかすさまじく彼女たちの適応力、対応力には舌を巻きます。
私のように迂闊な人生選択をしてきたものには到底及びもつきません。

実を言えばこの人は私の写真展の日程を間違えて上洛日を予定してしまったのです。
私があまりに早く不確かな情報をこの人に与えたのが原因なのですが。
それで予約してしまった都合で今日ここにいるのです。

そこで門外不出の私の写真原案をA4プリント見てもらっています。
これが5月30日以降ならば、実際の全倍のプリントを見てもらえたのですが、それが残念です。
しかも慌てて家を出てきたために最終稿と取り違えて一段前の稿だという情けなさ。
雰囲気は感じてもらえただろうとは思うのです。
まるで研究用の資料を見るように食い入るようなまなざしで・・・。

こういうところにもこの人の稟質が現れます。
私がパシャリパシャリとしていることなど、今は念頭にありません。
ちょっとエピソードを紹介して・・・・。

一枚目が見えていますが、全倍のパネルに写真が複数で構成されています。大概は二枚か三枚です。
普通でしたら一枚の写真になるのでしょうが、組み写真風です。
ある日の早朝に半覚醒の頭で思いついたのです。

このアイディアが凶と出るか吉と出るか。
私自身は案外面白いなと思ってはいるのですが。
全ページを実に丹念に見てくれました。

またいつか京都に来た時に実物パネルを見てもらいましょう。
もっとも我が家の狭い部屋に並べたのではだいぶん窮屈なことになると思うのですが。
- 2019/06/12(水) 00:00:21|
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