東山区神宮道三条上ル東側に「ぎゃらりー あーとぺーじ 唯心」というギャラリーがありました。
つい先ごろオーナーさんの「写真展」を最後に10年の歴史を閉じられることになりました。
「唯心ママ」と慕われたきたオーナーさんはこれから写真を撮りながら悠々自適に、かつ活発に活動されて行かれるのだそうです。

なかなか厳しい批評精神もお持ちで私などは気が弱いものですから、度々たじたじとして追い詰められていました。
その一方で、若い芸術系の学生さんたちにも慕われお茶目な一面も持つ方です。若い方がこうしたギャラリーで初めて展示をするときに懇切かつ厳しく育てておられる方でした。

ここを起点に羽ばたいていったイラストレーターなどもたくさんおられます。
私はここで多くの若い方の作品を見せていただき、脳みその攪拌をさせていただきました。

若い方たちの描くイラストの人物像が類型化して詰らないと思っていた私ですが、実は細かく区別され、作者の独自性が追求されていることがままありましたし、いわゆる「芸術的な絵」ではなくて、こうした新たな語彙と文法で若い世代が発言しているのだということを教えてもらいました。

ことに若い女性についてそういう事が言えると思いました。

あまり面と向かっての写真撮影は受けられない印象でしたが、今日はこのギャラリーの最後の週の記念だという口実でこうして撮らせていただいています。
もっともこのギャラリーのブログには意外にもオーナーさんのお写真はたくさんアップされていました。
多くがこのギャラリーを利用された方々の好意の現れの写真のようです。

10年というのは、長い歴史ですね。
私のこの写真ブログが8年と少しですから、まだまだ遠く及びません。

私の写真展も見に来ていただけるそうですから、又近々お会いはできるわけですが。
- 2019/06/15(土) 00:00:00|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0