このところ手作り市には出席率が悪いです。
ほとんど行かなくなった手作り市もありますし。
というのはちょっと遠かったり少し新鮮味がなくなってきたりしたので・・・・。

私の方が「悪慣れ」をし始めたのかもしれません。
新人さんや「へ~こんなものを作っているんだ?!」という人になかなか会えなくなっています。
私の気持ちが…客観的なことではなくして・・・動きにくくなっているのでしょう。

この方は自作の絵を販売しています。
個展をし、即売をしているということになりますね。
こうして和服を着てきている時点で本気度を感じました。

小学生の3、4年生くらいの女の子が「これ可愛い。」ととてもほしそうにする絵がありました。
お母さんと一緒でしたが、買ってもらえずに一旦この場を離れました。
でもしばらくするとお父さんも一緒に来られて『ね、これ可愛いでしょ。声rが欲しい。」と、駄々をこねる風ではなくて一生懸命に訴えていました。

初めは言を左右にしていたお父さんが、やがて折れて女の子はようやくほしかった絵を買ってもらっていました。
そのお客さんに対応するこの人の言葉の優しくて丁寧なこと。

女の子に対してもご両親に対しても節度をもって大切に接客されていました。
私はその姿に好感を持つとともに、絵もまた丁寧な筆致でしかも明るい健やかさを感じさせるものだということが気に入りました。
それに以前どこかでお目にかかったことがあるような気がして。
どこかのギャラリーでか、手作り市ででか。

心当たりのあるギャラリーの名前を出すと、「そういえば3年くらい前にそのギャラリーに作品を出しました。」とのことでした。
私はそのギャラリーには毎週のようにいきますので、ひょっとしたらその時に気になった人と同じかもしれません。
小学生のこんなに正面からきちんと対する人に悪い人はない、と私は思いました。
- 2019/05/09(木) 00:00:07|
- 絵画
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0