今現在…4月13日から・・・「京都グラフィエ」が続いています。
内外の既に評価の高い方、新人などなどが街のあちこちで写真展を開いています。
有料の会場もあれば、多くの無料会場もあります。
そのそれぞれが思いと、思想のある写真になっています。

普段、京都のこの狭い地域でですが見せていただいている多くの写真とははっきりと一線を画しています。
実に刺激的で、私は地図を待縦に街のあちこちをうろうろして、可能な会場ではあちこちで写真家たちやスタッフたちと話をします。
実に楽しくも刺激的な期間なのです。それが5月の12日まで続きます。

普段、私を含めた趣味の写真愛好家たちや時にはJPS会員の方たちの写真を見せていただきますが、そのほとんど、こうして京都グラフィエで見せていただくものとは違います。
趣味の人たちのものは仕方がないとしてもプロの写真家さんたちの作品にしても無内容だなあと思うものが少なくありません。
それがこうした写真展の作品を見ると実に鮮やかに感じられます。

様々な国から参加されていますから、その温度はとても高いのです。
これなら写真はやりがいがあるなあと思います。そう思わせてくれます。
この京都グラフィエも初めのころは「こういう写真で参加するということ、またこの作品を推す人や事務所がある」ということに疑問を感じるモノが無くはありませんでした。

が、やはり継続が質を高めているという感じを受けます。
中に、やはりとても良いものがあると、それが刺激になって翌年の作品の水準を上げていく、そんな感じがします。
かなり実験的なモノや挑戦的なものがありますしね。
何より問題意識が尖っています。

現在は写真人口は多いし、またこの写真展に関心を持ち有料で見る人も決して少なくありません。
ですから、表現としての写真に関心を持つ人は決して少なくはないと思います。
なのにどうして趣味の写真の世界がこんなに貧相なのか、大いに考える必要があると思います。
この京都グラフィエにはいろいろ運営についても批判はあるようですが、日本の写真文化の向上のためにもますます盛んになっ欲しいなあと思っています。
- 2019/04/20(土) 00:00:51|
- 音楽
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0