久しぶりに桜の花の咲く、この人出の多い時に哲学の道を歩いてみました。
6,7割は海外の方でしょうか。ずいぶん賑わっています。
「お母さん、日本人はどこに行ったんでしょうね。」
そんな雑踏の中でリュートをつま弾いている方に出会いました。

24弦だそうです。
「古楽器」ですね。
室内楽に使われる楽器ですから、そして静かな時代、静かな部屋で弾かれる楽器で、聞く人も上品な人たちでしたでしょうから、音はあまり大きくできません。

ついアンプで増幅したくなるものでしょうが、こうして弾いています。

見ていますと欧米からの人たちは、この人を求めるとまだ音楽を聞いていないのに「投げ銭」をする人が少なくないのです。
音楽に対する、演奏者に対する敬意のある文化なんでしょうかね。
自分の故国の文化圏の楽器を弾いているという事に対する反応なんでしょうかね。 しかも現代楽器ではないですからね。

桜の花は、どちらかと言えば気を落ち着かせない、何かワクワクと高揚させる空気感を出しますが、こういう演奏も案外いいものです。
通りがかる人たちはお国にかかわらずカメラのレンズを向けているのですが、あまり声をかけて撮るという姿はないようです。
こういう場所で演奏しているということ自体その姿を公開しているのだから・・という了解があるのでしょうか。 そうかもしれません。
私はこうして撮った写真を公開することが前提でtぽりますので、やはり必ずお声掛けをします。

逆光なのですが、スコアがちょうどいいレフ板になってくれています。
- 2019/04/16(火) 00:00:19|
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