桜の花の咲くころは京都の観光客はがぜん増えます。
そして最近はこうして着物姿で観光する人がとても多くなって・・・・・・。
その過半は外国からの方ですしムスリムの女性もヒジャブを被って着物を楽しんでいます。
そして時々日本人女性も・・・。

私の人物写真を撮るスタンスから言えば今日の写真は少々異質ですね。
私は桜が咲いた、モミジが色づいたと言って写真を撮るのを潔しとしないひねくれ者なのですが、そこに三人の着物姿の女性たちを見つけて、この状況はいいなあと、カメラを取り出しました。

高瀬川には桜並木が続いています。その高瀬川をはさんだ向こう岸にその三人を見つけて、声をかけました。
着物姿の若い女性たちは殊に海外からのお客さんから大人気で、写真を撮っていいですかの声掛けの連続です。
着ている人が中国の人だったり韓国の人だったりしても「Oh! 着物ガール!」という感じなんでしょうかね。
(因みに言えば着物姿でも超絶美人を見たらそれは大概中国人(含む台湾人)女性です。あくまで個人的感想ですが。)

この人たちのいかにも楽しそうな雰囲気と春・桜咲くという状況とがマッチして、撮りたいなと思いました。
それに「プリント柄」然としたいかにもプアな着物ではないところが気に入りました。

これからどこに行こうか相談中なんでしょうか。
いつもの私ならば向こう岸に回っていって、もう一度どんな写真を撮っているかなどを話してカードを渡して・・・という『作法』を守るんですが、とにかくまあ写真を撮りたがる人が沢山いますし、一眼レフ(ミラーレスかもしれませんんが)を持って撮っているいる方たちもちらほら見えますので、やめておきました。
この心理はどういうものなんでしょうね。

一番最初の写真では三人ともこちらを見ています。声をかけた直後で「ポーズはどうしたらいいんですか?」と聞いてくれてカメラを意識してくれていたからです。
「そのままおしゃべりをしていてください。」とお願いしました。

私はお礼を言ってこの場を離れて、いつもの写真ギャラリーに写真展を見に行ったりしたのです。
そして、何を思ったか「円山公園の枝垂れ桜はどうなっているかなあ。」なんてことを思いついて、予定にもない行動をしたのです。人がすごいですから疲れるので「やめておこう。」というのがいつもの事なんですが。
それで円山公園をぐるっと回って帰ろうとするとなんとこの三人がおみくじを引き終わったところでお互いにのぞき込みながら「私小吉。どうしよう。」なんて言いあっていたのです。

それで「やあ、さっき高瀬川沿いで写真を撮らせてもらったね。偶然だね。」と声をかけたという訳でした。
こんな沢山の人での中でも、こういうことがあるものなのですね。
- 2019/04/10(水) 00:00:55|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0