この近くに写真ギャラリー西利さんがあるので、そこで写真を見た後は大概の場合ぐるっと回ってここを通ります。
多くの観光の人たちがここを訪れますし、こうして着物姿の方がいるからです。
その多くは海外の方ですが日本人も2~3割くらいはいるのでしょうか。
その着物姿もこのような舞妓姿までという方はあまり多くはありません。

通りかかる観光の人が次々に声をかけて「写真撮っていいですか?」「一緒に撮ってもらっていいですか?」
それに応えていると前に進めないくらいです。
先ほどはスマフォでお互いに撮っていたのですが三人連れの若い男性が「撮ってあげましょう。」と声をかけていました。

スマフォを受け取って構えた若者はどうやらカメラマンかも知れません。たまたま通ったようですが。
そういう様子を見ているとどうやって撮るんだろうとかどういう話をするんだろうとついつい野次馬根性が働いてしまいます。

そこにレンタル自転車に乗った一群の外交人旅行者が来ました。
その先頭はどうもツアコンのようです。
その先頭の男性がすぐわきに自転車を止めてこのお二人を見ると大きな声で「きれいですねぇ!」
そして、「これは拍手ですよね?!」と自分も拍手しながら周囲を見回して拍手を促します。

それで私の顔を見ながらこういうのです。
「日本人は中途半端!もっとはっきりしましょう。」と。
つまりきれいだなと思ったらはっきりとした態度と表情で褒めましょう、そして写真を撮りたいならそれもはっきりとした態度と言葉でお願いしましょう、という事じゃないかと思いました。

それで私はすぐさま「それはその通りだ。良い勉強になりました。ありがとう。」と大きな声で応じました。
実はその直前に私はお二人に撮影をお許しいただいていたのですが、さらにすかさず大げさにカメラを構えて見せました。
まあ実際の話「もっと態度はっきりしろよな。」と自分でも思うことは再々ですので、このツアコン氏の言葉はズンと胸に響きました。

綺麗だなあ、魅力的だなあ、撮りたいなあ、そういう気持ちを正直に表現することが難しい心性はなかなか変わりません。



明日は統一地方選挙前半の投票日ですね。最近は期日前投票が盛んです。候補者も選挙活動は初めから「毎日が投票日」だと思ってトップスピードでないといけませんね。
さて地方選では「中央政治と地方政治は違う」ということが言われて、政権与党と一緒に首長選挙候補を推したり、地方では別だからと言って政権与党の候補者に投票する人がいます。あの沖縄辺野古の米軍基地の工事を強行している、福島の原発事故の被害の目隠しをして終息を急いでいる、公文書を改ざん、隠蔽、破棄して政治を私物化している、あの政権与党の候補者をですよ。
その候補が議員になって、そういう国政の問題について何か肯定的な言動を期待できますか。
石破氏の置かれた状況を見てどう思います?
選挙の結果、政権与党の候補が多数当選したとき「地方選での有権者の投票行動と中央政治の場合は違うから、中央政治での政権与党の政策や行動が支持されたとは考えない。」とあの菅官房長が言うと思いますか。
安倍氏の「沖縄県民の心に寄り添う」発言が不誠実で欺瞞的であることは彼の実際の行動を見れば歴然としています。が、沖縄以外の都道府県民の中の辺野古基地反対、沖縄の米軍基地を撤去しろの声が誠実で欺瞞的なものでないことを明日の投票で示さないとしたらどうでしょうか。
原発事故の現実、震災被害の事実を「風化させるな」という福島・東北の人々との「絆」を事実で証明するのは明日の投票で示さないとしたらどうでしょうか。
政権与党を利する投票では沖縄の人々も福島の人々も私たちを信用しないのではないかと・・・私はそう思います。
- 2019/04/06(土) 00:00:53|
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