私の関心のアンテナと関わりのネットワークはとても狭い。だから世の中のことを少しも知らないまま来てしまった。
今こうして写真を撮っていて少しずつ吸収しようとしている。知らないことに触れる毎日なので「ワクワク感」一杯だ。
東北地方の障害を持った人たちが作業所で製作した製品を販売している。せかっく作業所が再開されても震災以前の販路が確保されるわけではない。そこには全国から震災地に伸ばされる援助の手が必要なのだ。

「山形鶴岡愛光園」とある。荷を運び、荷を仕分けし、それぞれが引き受けて販売をする。その過程それぞれに「人」がいる。

「一番写してほしいのはね。」と指差したものは。

「まけるもんか 岩手!」のマグカップでした。

この方たちは「誕生日をありがとう運動 京都友の会」の人たちです。
私は寡聞にして、こうした運動団体のことを知りませんでした。
いただいたチラシにはこう書いてありました。「誰にでも年に一度めぐってくる誕生日に、自分が生かされているありがたさを感謝するとともに、知力ハンディキャップのことをみんなの問題として考えていきましょう。こうして、〝自分の誕生日”を福祉に積極的にかかわっていく日として、有意義に過ごしましょう。」と。
様々な社会的な「運動」に対して胡散臭さを感じている人も周囲に見かけます。
けれどこの馬庭さんのような方の顔に刻まれたしわと、この笑顔がそうした惑いを吹き飛ばすような気がします。
真心込めた献身と、利他の気持ちがなければこうした顔にはなれないと私は思います。
(⇔)

自由だ民主主義だ平和だといいますが、草根の力はこうした方たちが担っているのだなあと感じました。 地に足のついた楽天主義を感じます。
誕生日にお祝いの中から100円を献金してください、古切手・テレカをお寄せ下さいと呼びかけています。

こうした運動の社会的な意義もさることながら・・・「男は40歳になれば自分の顔に責任を持て」というのと同じ意味合いで・・・こんなすてきな「かお」を持つにいたったこの方の人生を思うと、心から敬意を感じます。
きょうも「素敵な人たちと」出会うことができました。
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- 2011/12/25(日) 00:03:12|
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