つい先ごろフジフィルムからXT-3というカメラがリリースされました。ご存知の方もあるかと思います。
私はニコンやキヤノンのミラーレス一眼カメラが発売された時にはほとんど何の関心もありませんでしたが、少しこころがざわめきます。
というのも、私は今X100Fを使う時がありますが、これはいい!と思わせられることが度々あるからです。

こんな夜の写真もフジのカメラで撮るべきかなと思うのです。
というのも「黒」がとてもつややかで色気があるからです。艶めかしいと言っても良いくらいの時があります。
しかも、・・・・メーカーの言葉ではフィルムシュミレーションと言いますが、その中に・・・モノクロとアクロスと二つありますからそれも楽しめるのです。
フジノンレンズとの相性もいいようです。

以前にも書きましたが、最近の私は三分の二くらいはモノクロで撮ります。
ですからこの黒の魅力に魅かれるのです。カラーもまた発色が良い上に情感がありますしね。

以前お会いした北欧の女性写真家はフジのX-20で勝負していました。驚きでしたね。
その選択のカギは「色」だったようです。 確かに欧州の人には好まれる発色だという感じがします。日本人のある範囲人たちには多少濃厚過ぎると感じられるかもしれません。 水彩的な透明感には欠けるからです。

XT-3はフォーカスポイントもファインダーのほぼ全面にありますから、これをジョイスティックで操作することを覚えた私にとっては大変都合が良いのです。
私はピントを三分割の交点のかなり外に結ぶことが多いです。ですから、この事は少なくとも私にとってはとてもありがたいのです。
下の写真でもほおから顎にかけての辺りに交点がありますね。 目はずっと外れています。
ですので視野のほとんどを覆うフォーカスポイントというのは魅力的です。

しかも-3evの明るさにフォーカス機能が反応するというのは、この写真を撮るような状況では大変ありがたいです。
室内ステージなどでも大いに役立つだろうと想像します。

なんてことを書いていても、多分私は買わない、買えないと思います。
カメラを買えばレンズも買い替えねばならないからです。フジならフジノンレンズに総替えです。そういうわけにはいきませんからね。

でも職人にとって道具が仕事の可能性を広げるように写真好きにはカメラとレンズが可能性を広げるんですよね。
そうしたらこの人の活動をもっともっと伝えられるようになるかもしれません。
- 2019/03/04(月) 00:00:07|
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