シャッターチャンスに後ろ髪はない!
そう思って自分の行動をコントロールしようとしているのですが、臆せずに「撮らせてください。」と口に出すことができないことが度々です。自分の中に「抵抗勢力」があって、なかなかそうはならないことが少なくないのです。

こういう公開の場では「撮らせてあげよう」としている人にお願いするのだから、話は簡単じゃないかと思われる方は多いと思います。
でもそこに微妙な事情が絡むんですよね。

この微妙な事情というものを察する人とそうでない人、大したことではないと思える人とそうでない人とでは当然に動きが違ってきます。
梅の季節、桜の季節が近いですが、カメラを手にした多くの人たちの動きを見るにつけ、そういうことを感じます。
こうした実演をご覧になり、またカメラに収めたい人は、私だけではありません。
またこうした機会に職人さんと交流されたい人、尋ねたいことをお持ちの人、ご自身もこうした分野で仕事をしたりしていて本格的な交流をされたい人などなど・・・お客さんも様々です。 親族の方も来られます。

そうした中で撮影のチャンスをいただくことは、必ずしも容易ではありません。

この方にもいったん撮影をお許しをいただいたのですが、直後にごく親しい方がこられて長いお話をされます。それで私はここを離れて他に移り、しばらくして戻りましたが今度は職人同士のお話をされていました。
そうこうしているうちに戻らなくてはならない時刻となってしまいました。
私はこういうことを繰り返す人間なんですね。
時々我がことながらため息が出ます。
- 2019/02/24(日) 00:00:41|
- 伝統工芸
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