もう終わってしまいましたが、天津優希さんがgallery Main で「四の五の言わずに京都で個展」をしていました。
天津さんの写真展は以前にも見せていただいたことがあって「若いお嬢さんがこうして京都に来て写真の個展をしている。潔いし行動力があるなあとずいぶん感心しました。
それで私自身何かと理屈をつけて一歩を踏み出そうとしていなかったのを「四の五の言わずに・・・」個展をしようと鞭撻された記憶があるのです。

この人はずっと人物写真を、それも女性を撮ってきています。
それで個展10回目ですから、私より数段先輩になります。
人物撮影の作品をなかなか見ることがないこの京都で、私は飢えているのです。

前回見せたいただいた時には、この人より年長の女性たちの、美化しない写真でした。
幾分かはニヒルで、多少シニカルで、少しアナーキーさもデカダンスもあって・・・けれど根底にしっかりしたリスペクトがあってという感じでしたか。
しかし、同性を見る目が鋭く光っていました。

今回はある女優さんを数年撮り続けてきた成果を展示されていました。
いいモデルさんを見つけているなあと思いました。
素直にフォトマヌカンに接して、変に見る人に阿ったり、あるいは評価されようと思ってどこかで見た形を模してとろうとしていない、素直な写真だと思いました。
一周したのかな。

私の事を覚えてくれていて、「写真撮らせてもらえませんか?」というお願いにすぐ答えてくれました。
そして私の6月の写真展を楽しみにしますと、も。
関東にお住まいだったと記憶していたので、でも見てはいただけそうもないですねと言いますと、実は少し前に京都に転居されて、喫茶テン」で働いているんだと教えていただきました。
でしたら見に来ていただけるかもしれませんね。

私は人物写真を撮る人に対しては「Oh1 同志よ!」と言うような感情を抱いてしまいます。
専門的・技術的な知識も私よりずっと豊富な方ですから、これからいろいろ教えていただけるんじゃないかと・・・・。

写真が紡いでくれる新しいご縁です。
- 2019/01/20(日) 00:00:15|
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