面白い企画でした。
造形大通信の卒業生有志が集って数か所のギャラリーで一斉に絵の展示をしていました。
あるギャラリーでは個展の形で、別のギャラリーではグループ展の形で。
それが一つのまとまりであることを知ってもらい、かつそれぞれの会場に足を運んでもらうために「スタンプラリー」を織り込んでいました。

私は最初それと知らないで「人物が出個展をされている」という情報であるギャラリーに行って見せていただきました。
そこを辞して寺町通りを南に下ると、今度は別の会場で風景画を展示していました。ここでこの方にお会いし、スタンプラリーの事も聞いたのです。
造形大の通信では若い方もご高齢の方も学んでいますから、この企画の参加者の中には80歳を超えた方数人も含まれていましたし、その方たちの絵はなかなかエネルギッシュでした。

それで、わたしはカードにスタンプを押していただくのではなくて私自身がこの「ワクワク」して絵に取り組んでいる方々を写真に撮るというやり方で「スタンプラリー」をしてみようと思い立ち。まずこの方にお願いしました。
その後回ったところでは「いや私は写真は勘弁してほしい。」とか「今日はお化粧していないから。」とかまたたまたま食事に出かけられているとかで、結局成果はありませんでした。

それでこの愛知県から来ておられるという方の写真はどうしようかと思いう悩んだのですが、全体ができなかったからと言ってブログに掲載しないのでこの方の写真をお見せできないし、失礼に当たるだろうと思っていささか時間が過ぎてしまいましたが掲載することにしたというわけです。

ほぼ私と同世代だと思いますが、かなり本格的に絵に取り組んでおられます。
同じ時に卒業されたという仲の良い仲間を持たれているので、こうして例年展示するという機会が良い刺激になっているようです。

お仕事をされているときにはほとんど描かれていなかったのを定年を機に「やってみよう」と一念発起されたそうです。
以前お会いした方は同じように通信で絵を学ばれて、大きな公募展に入賞するところまで到達されていましたから、定年後の時間もその人の覚悟次第で大きな実りを得られるものだなあと思いましたが、この一連の展示を見てもそう思いました。

私もお隣に負けないように芝を青く育てたいと思ったことでした。
- 2019/01/07(月) 00:00:37|
- 絵画
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