こちらに来てくれれば阪急電車の駅の入り口の照明が顔に届くのです。
それはいいのですがそうなると角度的に向こうに建物の二階の光が強く入り込んで、いわば逆光になるから難しい。
その逆光を利用して額から鼻、そして口へのライン、エッジを光らせる角度を探してみました。

向こうの建物からの光を避けるとこうなります。
顔の背景に文字情報が来るのも、あまりよろしくないですね。
でも彼は、案外ストリート感が出て悪くないんじゃないですか・・と言っていました。
なんでも教科書風の固定観念で見るようなことは捨てたほうがいいようにも思います。

ストリート感ということで、ではどうすればよりその空気が出るのか・・・。

不意に彼が目を細めたので、それをとらえようと思ったのですが、立ち遅れました。
オートフォーカスに頼るとフォーカスポイントの設定変更に手間取ります。
中央のワンポイントでフォーカスして画面をずらせばいいのですが、それまでフォーカスポイントを画面のあちこちに動かしていたので、そういう対応ができません。
その点マニュアルフォーカスを常用していれば、こういうときにも対応できるのですが。

X100Fはマニュアルフォーカスにすると、そのリングがデジタルテレコン調整リングでもあって競合するために、とても不便なことになるのです。その他の点ではおおむねよくできたカメラだと思います。
レンズの開放F値が2.0だという事もあるし、撮像素子がaps-cだということなどもあってフルサイズ一眼レフカメラには及ばないこともあるのは当然ですが、楽しいカメラです。

筆先に集中すれば、思わず口が開くことはよくあることです。
プロフィール的にかっこよく撮ろうと思えば避ける瞬間でしょうが、私の写真はこちらです。
- 2018/12/29(土) 00:00:33|
- 絵画
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