来年の個展では音楽シーンを取り上げることになっているのですが、楽器演奏ではない歌はどう取り上げようか時々考えます。
川口真由美さんの歌もいいと思うのですが、同時に、主としてステージ上でない音楽を取り上げるつもりですから、こういう被写体もいいなあと思いました。

「顔がアップにならなければいいですよ。」と承諾していただけました。
三人ともとても良い声なんですがことに男声が素晴らしい。声量も豊かだし、音域も広くて、高い音域も低い音も豊かに響きます。ずいぶん練習を積んでいることを感じさせます。
三人とも高校から合唱をしてきたのだそうですが「かなりレヴェルの高い学校で指導されたんだね。」と言いますと、「まあ、ぼちぼちです。」という言葉がしっかり肯定していました。

歌は体の傾きや腕の動きなどによってその様子をつかまえられる面があるとはいえ、やはり口の開け方や呼吸をとらえられないのは、なかなか難しい条件です。
彼曰く「歌う時の顔の表情はあまり見せれらませんから≒写真になるとどうも…。」と言うことらしいのです。
なるほど管楽器などでもそういう面がありますし、バイオリンやチェロなどだって一心に集中して音楽に入り込んでいるときには、「男前や美人が崩れる」ことはよくあることです。
でも多分今まで撮られた写真で痛い思いをしたのでしょうね。

けれどちゃんとお付き合いしてくれれば、なんだこういう写真になるのかと納得してもらえると思うのですがね。
音楽をする人は本質的に美しい良い表情をするものです。その確信がなくて撮るとおかしな写真になるんじゃないかと、私の偏見です。

このじゃじゃや馬レンズには手を焼かされることがままあるのですが、やはりいいレンズだと思います。
だから何とかして使いたいのですが、だんだんマニュアルフォーカスがきつくなっているのと、もう少しよいボディが欲しいなあと思うのです。 せめて5DマークⅡでよいから。

この時間帯は太陽もかなり傾いてきて、強く当たっていますので、難しい面があるのですが、それが却って水面やコンクリートの地面や向かい側の壁の反射光が大いに役立ってくれています。
橋の下部面でさえこんなに光が豊かです。
逆光ですが、大丈夫です。
モノクロは殊に光探しがカギですね。
- 2018/12/09(日) 00:00:53|
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