鴨川では普段からいくつものグループが「ソーラン」の練習をしています。
夏の乾いた時期など大変な砂ぼこりで、そのわきを通るときには息を止めて目を細めています。
若者はなぜこのダンスが好きなんでしょうか。

私が見ていて一つだけいいなあと思うのは、彼らの指導するのは少しだけ先輩の経験者だという事です。
さらに年長の大人の指導者がいないことです。そこはいいなあと思ってみています。
「新」種目で、指導できる大人がいないと言う事でしょうか。あるいは一定年齢になれば「卒業する」という不文律があるのでしょうか。

この辺りでこうした人を盛ることはあまりないので話しかけてみると「京大でソーランの大会がある。」とのことでした。学祭の一環らしいです。
この人たちは大阪からの参加です。

手に持っているのは、どうやらお手製の三味線です。
「何に見えますか?」というので「多分三味線でしょ?! 」と答えると、そう見えますかとうれしそうでした。
踊りの小道具ですから、まあそれと見えればよいということで細かいことは言いっこなしです。

ポーズを付けてスマートフォンで撮影していましたから「僕にも撮らせてくれない?」という感じで近づいたのですが、集合時刻が迫っているからどうしようと、しばし逡巡していました。
もしよければ会場に来て撮ってくれませんかとも言われたのですが、何分今日は85ミリしか持っていないので、多分撮影は難しいと思うと辞退しました。
見も知らないおっさんに写真を撮らせることに躊躇する気持ちも幾分は働いたでしょうか。
撮影の後では「良い経験ができました。ありがとうございました。」といって頂けました。
撮影時間は5分くらいかなあという、慌ただしさでした。

「跳べますか?」と言ったら、喜んで跳んでくれましたが、若者にジャンプはよく似合います。
さすが、普段から決めポーズの練習をしているだけありますね。
- 2018/12/08(土) 00:00:55|
- パフォーマンス
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自分の撮っているネタとかぶっておりましたので、すごく興味深く拝見しました。そういったところで練習している方たちがいるのですね。いつもの写真の数々も素晴らしく、今後も楽しみに拝見させていただきます。
- 2018/12/08(土) 10:57:20 |
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- 八咫烏(全力稼働中) #-
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いつもよさこいの迫力ある写真を見せていただいております。あの激しい動きを的確に写し止められていることにいつも驚かされています。
そしてどの瞬間を撮るかということを実によく呑み込んでいるなあと。今後ともご活躍ください。
- 2018/12/08(土) 20:56:17 |
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- soujyu2 #-
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