ここは鷹峯にある禅宗寺院です。
この部屋の様子を見て〇〇〇だとわかる人は相当に京都の寺院にお詳しいですね。
でも後程、「なんだ○○○か!」とすぐにわかる画面が出てきます。

紅葉の時期は本当に多くの方で賑わいます。
まだ少し早いこの日でさえもひっきりなしに人が来られています。
そして皆さん一様に静かに正座したり、縁に腰をかけたりしています。

この時はまだ紅葉はわずかに見られる程度でした。
拝観のかたがたくさんおられるので撮影は周囲によく気を配りつつ、この場を独占しないようにしないといけません。
とにかくカメラをお持ちで、わざわざここを訪ねて来て、気合を入れて撮ろうという方もおおいですし、またスマートフォンでの撮影の方も多いですから。

それで他にはだれもいないという風に撮るためにはいろいろ工夫がいるし神経も使う訳で・・・、そして何よりこの人の協力が必要なわけです。
とにかくいったん場所を譲っても、チャンスがあればまた静かに戻って、すぐにイメージの空気に浸ってもらわねばなりません。
そして時々二人でモニターを覗いて確認です。
狙いを共有しなくてはなりませんしね。

建物の柱や天井の濃い茶系の色の統一感もいいですし、モノクロにすると対象が独特のポップアップの仕方をします。
モノクロでは、案外に、唇の湿り気や、肌の若々しい滑らかさが光によって映し出されるものです。
だからカラーで唇のルージュの色が出るよりはかえって艶めかししさが出たりするように感じています。

「おっとっ! 突然 ドキッとするなぁ。」

じゃあ、向こうを向いています。 というわけではないのですが。
後姿を撮ってくださいという彼女の注文でしたが、・・・もう一カットありますが・・・・これはこれでとてもいいなあと思いました。
- 2018/11/30(金) 00:00:48|
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