「冬来たりなば春遠からじ」と言います。
秋が来れば、冬「遠からじ」です。
「ゆく年くる年」を思ううちに各級の学校は最上級生を送り出す準備に入ります。
この人も今は早4回生です。 もうじき卒論を書き終わって、やがて卒業旅行、そして卒業式。

最初に出会ったのがまだ2回生の頃だったと思います。ですから足掛け3年?
早いなあ早いなあ。困るなあ。
私が大学に入学したての頃4回生の女性たちを見るとなんて成熟した大人なんだろうと感じました。
そして私の方がずっとずっと年を取って見れば、22歳というのはまだ本当に若いし、子供こどもしたところが随所にみられるんです。
当たり前ですよね。

でも今回、私は幾度もファインダーから目を離して半ばあきれ顔で「いやああ見違えるなあ!」と嘆息を漏らすこと幾たびか。
確かに若いお嬢さんであることは間違いがないのですが、そこにあの何十年も前に仰ぎ見て「大人の女性だなあ」と感じた諸先輩が帯びていた「大人」の雰囲気と同じものが確かに見え隠れするのです。

「人の写真を撮る」ということで「一期一会」、再会することはまずないという関係性の中で撮っていた中で、こうして数年にわたって撮り続けるケースが出てみると・・・・先日結婚した人などのように・・・・ことに若い女性では、その人の成長ぶり、変化が如実につに見えて、この観察者というか目撃者としての撮影者ということについてある種の感慨を覚えます。

こういう体験はあまり多くは無くて貴重だなんだろうなあと思います。
多分写真館の方たちは同じような経験をお持ちなんだろうと思いますが。
卒業という人生の節目を迎えて、これからこの人はどういう道を歩くのでしょう。
もうしばらく追いかけさせてもらえると嬉しいのですけどね。
- 2018/11/11(日) 00:00:21|
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