釣瓶が落ちていく前に・・・。
この時期は4時には腰を上げる。 急に空気が冷たくなり下から寒気が上がる。 それで夏場より早く切り上げる。
それで少し急いで自転車をこぐ。
いたいた。

もう帰ってしまったんじゃないかと思ったけど。
そうだよ、腰を上げようかなと思っていたところ。せっかく来てもらったのにいなくちゃ申し訳ないところだった。

このところ身体の調子はどうなの?
そりゃ悪いところがないわけはないさ。でも気にしない、わしがここに来ないとがっかりしてくれる人がいるからさ。来るよ。
それでちゃんと4時までいないとね。みんな知ってるから、たまに早く切り上げると、「銅さん、どうしたの、どこか悪いの?」と心配かけるから・・。

これからは地面からの冷たさがこたえるねぇ。 座布団は厚くしているの?
ちゃんとね。それに二枚重ねさ。誰か来た時に「はいっ」って一枚出すのさ。それが〔やさしさというもんだろ?)
それにしては僕に勧めてくれたことがないねぇ。
そりゃあ女の子にだけさ。
なるほどね。さすがだね。

団体さんが来てそのリーダーが買うと一気に皆売れてしまって翌日並べるものがなくなってしまうから、在庫を確保しながら並べているのです。
値段も明示していないのです。
市場ならいくらくらいだから安いから高いからと言って買おうとする人には高く言うのさ。 値段じゃないからね。あんたのように「いいなあ」って惚れてくれて買う人には「これでいいよ」ていう事さ。

私はここに着くや否や地面に腰を下ろしてカメラを取り出し撮り始めている。
それを銅心さんは気にも留めずいてくれる。
「当世女気質」に話が盛り上がって私の笑い声は周囲30メートルに響くことしばし。

大学教授たちの社会心理学など読むよりよっぽど生き生きしてリアルな話が聞ける。
暖かい気持ちで女性を観察している。
- 2018/11/08(木) 00:02:22|
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