池田有希さんは「世界初の試みとなるア・カペラによるヴィヴァルディ「四季」の全曲収録に挑戦し、「新たなジャンルを切り開いた」と評されるなど絶賛されているAura」のメンバーなんです。
そして2009年準ミス日本でもありますから、そういうことをあらかじめ知っていて、そういう人として写真を撮ることをお願いすれば、それはなかなか難しいはなしでたでしょう。

それが女性作家さんが「写真を撮りましょう」という話にしてくれていて、そこにたまたま私が現れて、事情も知らずに「撮らせていただけるのなら、僕も是非。」ということで加わったことで撮れたのです。
池田さんも全くプライベートにお友達の作品を見に来ていたというタイミングでしたので・・・。

私には、一面大物を殊の外敬遠する傾向があって、それで、相手をあまりに大層に思い込み過ぎて自身が遜り過ぎることがよくあります。
今でもよく思い出すのが大学生の時に北海道大学から岩崎允胤氏を招いて講演していただいた後の交流会で馬鹿ッ丁寧な司会をし過ぎて教授に、もう少しフランクに話しましょうと諭されたことがありました。
それで今はあまり人の経歴や肩書を目や耳に入れないで、じかにその人に接するようにしているのです。名刺交換をしても所属や役職をいちいち確認しません。
今の私にはそういうものは何の役にも立ちませんしね。
それで私も本名を書かず、肩書もないカードをお出しするのです。

素直な性格で前向きな方ですし、こちらの求めることに素早く応じる感性をお持ちですからとても撮影がしやすいのです。

これまで撮らせてもらったフォトマヌカンと同じように美点を探るために眺め回すのですが、少しも嫌な顔をしないで、私の話から撮り方から何かを学び取ろうとする姿勢なのですね。
恐縮な話です。
- 2018/09/30(日) 00:00:42|
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