手描き友禅は、あらかじめ柄の輪郭を糊で「フセル」ものと、その「フセル」線を描かないでそのまま絵を描いていくものとに大別されます。
この方も「無線」です。

私が「写真を撮っていいですか?」と声をかけると、以前にも撮ってくれましたね。」と覚えてくれていました。
「ブログも見ましたよ。」と。

「いいですか?」
「もちろん、どうぞ。」
こういう場所ではお二人に一人は以前にお会いして写真を撮らせていただいた方、という具合になってきています。
そこで、「以前とても不愉快だった。」というようなことは今のところ聞いていないので、二度目三度目を撮らせていただくことが多いのです。
横に下書きが置いてあるので、時々確認しながらの作業です。

「フセ」てないので色をさしたところから染料がにじみ、広がってしまいます。
それをうまくコントロールして構想通りの範囲で染料を止める技術が求められます。しかも上手にぼかしていくことも大事なんです。
そして、しばらく手をもめるのは染料が渇くのを待っているのです。
そうして乾くのを待たないと染料がお互いに混じって汚い色になってしまうのです。
それで乾くのを促すためにヒーターを下にあてているのです。

夏場は大変です。
暑いからと言ってい汗を布の上に落そうものなら、染料が広がったりシミを作ってしまいますから。
下から熱を与えると乾きが早いのと染料が早く布の奥まで浸透するのと、二つの効果があるんです。

今日の写真は、描かれているモノの様子を含めて見ていただくためにカラーにしています。

私の中学時代以来の友人が水彩画を中心に書いているのですが、彼が興味を抱くだろうと思うからです。

いろいろな憶測が飛び交いながらも韓国大統領文在寅氏が北朝鮮入りして金正恩氏と対談・交渉をし韓朝間の関係改善に努力している。中国習近平体制の覇権主義やアメリカトランプの世界よりアメリカ主義の狭間で文在寅氏の全身全霊をかけての南北の緊張緩和と平和的関係づくりの模索が続いている。日本の安倍政権がこれに何ほど貢献しているかと言えば、ただただ軍事的緊張を高め、北朝鮮政府・国民の憎悪を掻き立てる「圧力をかけ続ける」政策しかしていない。
あれほどまでに熱心さを売り物にしてきた拉致被害者の取戻しも、一歩も進まない体たらく。拉致被害者の会の中にも落胆が広がりつつあるという。
NHKは安倍VS石破の選挙報道の中で「外交政策で成果を上げてきた安倍氏」とその判断をこそ自民党党員に迫っている中で、先に「成果」と評価して報道している安倍提灯持ち忖度報道姿勢。
沖縄の知事選挙は単に一県の地方選挙にとどまらない大きな意味を持つ。地べたを這うような取材活動で、少なくとも違法選挙活動を抑制して、公正な選挙を支える義務が報道にはあろうと思う。期日前投票の推進は必ずしも棄権防止対策ではない。論戦の深まりの前に投票させる。土木工事業者がそこに働く人に有給で時間を与えて特定候補への投票を誘導するようなことは半ば公然と行われていると聞く。
何しろ自民党総裁選では現役総理に反旗を翻せば当然のこととして「報復人事」があると麻生副総裁自ら繰り返しいっているし、野田総務相も自らの体験からそういうことはあるといている。(ただ批判する矛先はさかさまだが。)
だから選挙で金や権力を使って投票を得るのは当たり前というのが自民党の発想だということなのだから推して知るべしだろう。
- 2018/09/21(金) 00:00:35|
- 伝統工芸
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