京都は高々150万未満の都市です。
東京や横浜市に比べたら、ずっと小ぶりで大阪市より100万人余りも少ないのです。ですから都会とはいえ比較的静かなのでしょう。
そして、いろいろ歩き回れば、同じ人に会う確率は、そこそこ大きいということになりましょう。
( もっとも旧職関係の人とは偶然出会ったということが一年に一度か、二度ですからですから、押しなべて確率が大きいと言えるかどうかわかりませんが、歩く世界の違いで、会う人が違うのでしょう。幸いなことです。 )
この方にも2,3年前にここより上流でお会いしたことがあったようです・・・・というあやふやな頭脳しか持ち合わせていないのが悲しいところというか、幸せなところというのでしょうか。

三線が意外に野太い音を出していたことと、歌が上手い!ので引きつけられました。
きっと以前にお会いした時にも同じように感じたのでしょう。

無関心を装って聞いていましたが、歌の内容、言葉が聞き取れません。
いいお声ですし発音が不明確というのでは決してないのです。 ですが聞き取れない。それは歌われていた歌が300年以上前から伝わる歌なのだそうで、沖縄の人でも若い人は分からないだろうとおっしゃっていました。

沖縄でもいわゆる現役世代では三振を弾かない、弾けない人が増えて、三線奏者の人口は「うちなんちゅう < やまとんちゅう」になっているのだそうです。
ちなみにこの方は「やまとんちゅう」です。
それで今では小中学校の中で三線に触れる機会を作ることが努力されているのですが、「沖縄は田舎だ、遅れている」という意識を持たされた、持ってしまった若者、県外に職を求め、「夢」を抱いて出て行くものが多くて、そこで沖縄の良さに気付いて帰るものもいる。

それは他県でも同じですね。
文化が東京風にのっぺりしてしまう。いや東京風でさえなくてテレビやマスコミの上の、企業に酔てっ作られ飲み込まされている文化で目くらましされて、そこは琉球でも遠州でも、陸奥でもないものになってしまう。

文化に多様性がないという事は日本国民が皆同じ顔をして、同じ味をお石と言い、同じ笑いを笑うようになてつぃまうという事で、実に着色の悪いものになるという事。 駅前がみんな「銀座」「中央通り」になったように。
文化自体の成長力・発展力もなくなってしまう。
- 2018/06/15(金) 00:00:04|
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