いつも悩ましいのは建物の中です。
殊に内装デザインに凝っていてフォトジェニックな建物では「撮影はお断り」のことが少なくないからです。
スマフォで撮る人は、もうほとんど「傍若無人」の観がありますし、そうしているからと言ってとがめられている光景を目にしたことはほとんどありません。

先日ある文化財もある場所で、私は事前に「写真撮影の条件はどうなっていますか?」と尋ねてから出発したのですが、周囲におられる方々は、「撮影禁止」の表示もあらばこそ…でした。
それもスマフォやコンデジなどといった優しいものではなくてがっちりと一眼レフで隠れもせずにお撮りになる人も二人や三人、四人や五人ではではなかったのですから空いた口がふさがりませんでした。
それを目に映しているはずのその施設のガイドさんが一度も制止しないし、やめろとも言わないのがこれまた不思議でした。
そのガイドさんこそ、私が事前に「写真撮影の条件は?」と質問して、「建物の中ではお断りします。周囲でならご自由に。」と説明してくれた、あの方でした。
私は「ダメだ。」と確認していますから、鞄からカメラを取り出すこともしませんが・・・・。

この建物は外観も内装も、又テナントそれぞれの店づくりもとても気合が入ってオシャレなのです。
ですからお店が写らない壁面や廊下でいいから、ここで写真を撮りたいなあといつも思ってきたのです。
店員さんもお店のデザインのコンセプトに合わせて服を選んできていますから、とてもいい感じです。

それで、半分以上「ダメ元」の気持ちで、・・・・お店を正面から撮るのはダメでしょうが・・・・向こう側の壁面を背景に写真を撮るのは「だめでしょうか?」とお訊ねしてみたのです。
今度誰かフォトマヌカンを引き受けてくれたら撮りたいなあと思ったからです。
それに「この人ちょっと力を貸してくれないかなあ。」という気持ちも持ちながら・・・・。

すると「なんという事でしょう!」
「大丈夫ですよ。」との返事でした。
案ずるより産むがやすしとはこのことです。
しかも「私でよければ・・・・」と、私の下心を見抜いた返事でした。 国会答弁じゃないですが、隠すほど現れるという事でしょうかね。

どういう訳か、最近21歳女子にご縁があって、この人も21才だそうです。
そのことを話すと「分かる気がします。」とのこと。何がどう分かるのか、よく分かりませんでしたが、そんなに不思議じゃないそうでした。
これは重要な研究課題だなあと思いながら撮らせてもらいました。
どことなく「おじいちゃんに似ている」とかだったら、・・・・、せめてお父さんにしてくれない?!と言っておかねばなりません。
- 2018/06/13(水) 00:00:20|
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