誰かが不倫をしただとか離婚しただとかいうニュースでTVの時間が塞がれている間に辺野古の米軍基地はどんどん工事が進められています。
県による異議や工事差し止め訴えなどけちらして、また各種の選挙や世論調査での県民の反対や不安、戸惑いをよそにただひたすらに工事が強行されています。

北朝鮮を国際社会に引き入れて交渉や国際条約の枠の中に引き入れるためには、彼らがあれやこれやの口実を持ち出すことができないほどに、にっちもさっちもいかないほど国際的な平和と民主主義の意思で圧倒していく必要があります。
お前は核兵器を持つな でも 俺は核武装軍を国内に引き入れる準備をしている
お前は核開発をやめよ でも おれは核武装している米軍のプレゼンス=北朝鮮や中国への軍事的脅威・脅迫力を高めるため に最大限の協力をする

お前は核防衛をするな でも 俺は核兵器は自衛のためなら現憲法下でも持つことはできる、核武装はイパン的には憲法で禁 止されていない、合憲だという。論理必然的に自衛の核武装が独立国の権利だと主張する
お前は核兵器開発技術者や科学者を国内から排除せよ でも 俺は全国の原子力発電所から出ている原爆の材料であるプ ルトニュウムをプルサーマル発電などという技術的に未完成の発電所建設を口実にしてため 込み続けている。

辺野古に基地は中国や北朝鮮・韓国に対して喉元に突きつけるナイフだということを彼らは知っている。
ロシアが歯舞、色丹、国後、択捉を返さないのは、日本の現政権では、ここを返還したとたん米軍基地が建設されるのは火を見るより明らかだからだ。仮にそれが自衛隊だとしても自衛隊が米軍の補完部隊だという事は日本人以外のほとんどが知るところだから実質は同じことだ。

ダブルスタンダードや、相手の置かれた状況を想像しないで、こちらの言い分だけを押し付けるような外交は成立しない。
この人が基地の中で建設や警備で働いている人に呼び掛ける言葉は、そういうことをきちんと飲み込んでいる。
自分たちのスローガンだけを声高に叫んでいるのではない。
強く主張する面と諄々と説く面と青併せ持っているし、相手の立場や考えを理解しようともしている。

私は、流れでこの指揮船に乗せていただいたが、防御フェンスに接近しても海上保安庁の監視船がカメラ片手に近づいてきても、少しの不安もなかったのです。
その一つの要因がこの人の実に堂々としたしかも冷静な態度・物腰があったからです。
監視船の指揮船が接近してきても、自分たちが節度のある行動をとること、互いに不測の事態を招かないように努めましょうということをきちんと伝えていた。
監視・警備の側だって「弾圧」だと言われる事態は招きたくはないのでしょう。
道路に立って警備している人たちもまたずっと長い時間呼びかけの演説や歌を聞いているんですし、終始そこでの座りこの人々の表情や行動をつぶさに見ているんですから、むやみに乱暴に振る舞いたくない人は少なくないのだと思います。
- 2018/05/23(水) 00:00:10|
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