岡崎公園をブルブラしていると、京都会館の影辺りから三味線の音が聞こえてきました。
すぐそばには水平社の結成を記念する碑があります。「人の世に熱あれ、人間(じんかん)に光りあれ。」
見ると少しいかつそうな男性と若者の二人の外国人が三味線を弾いていました。

これまで聞きなれた三味線の曲ではない、どうも現代の洋楽を弾いているようです。
私は音楽についてもほとんど知識を持ちませんので「現代の洋楽」というのが当たっているのかどうかわかりませんが、和楽ではないようではあります。
演奏法も伝統的なものではなくてかなりギターなどの奏法を取り入れているように聞こえます。

そういうアレンジをお二人で楽しんでいるような気配です。

しかし音色は三味線です。 それが違和感なく聞こえるのが興味深いところで、市立美術館別館から出てこられた女性スタッフも、「いいですよね。」とおっしゃっていました。

お二人で熱心話し合いながら演奏していますので声をかけずらかったし、場所が京都会館のすぐわきでしたから、プロ演奏家の出演直前のリハかな?そうだとすると邪魔できないなあなどと逡巡していました。
けれど、ここでいつもの自分の呪文。
「君に明日はない!」
人生この先はもうそう長くないのです。
「その内にまた。」などと逃げていたら、何もおこりませんからね。

一歩前に踏み出て「写真を撮らせてもらっていいか?」と声をかけると二人そろって「シュア」の返事でした。

「案ずるより産むがやすし」
断られたって命までは取られやしません・・…とは思うのですがねぇ。なかなかそうは思いきれないもので・・・・・。
- 2018/05/21(月) 00:00:59|
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