バラ園に立ち寄った時に「以前、この植物園で蜂に刺されたことがあるので・・・・。」と腰が引けておっかなびっくりでした。
藤やバラには蜂がよく飛んでいますからね。
気を付けないと。
蜂に刺された時には「アロエをぬってもらいました。植物園のアロエでした。」だそうです。

植物園にはたくさんの来場者がいます。
こんな晴れた日には緑に囲まれた空間は気持ちがいいですからね。

かつてここの入場料は「60歳以上無料」だったんですが、やがて65歳以上となり、それが今や70歳以上。
私はついにその恩恵を受けられないまま、そのゴールテープが遠ざかるのをずっと追いかけてきているわけです。

どうも年金制度の改悪とか、賃金の引き下げとかは、どんどん向こうから勝手に近づいてきて適用されてきたのにです。
合わせれば二重の苦ですね。文字通り「踏んだり蹴ったり」です。

しかし、弧状列島社会史的に言えば、歴史上かつてなかった・・・・どういう風に「かつてなかった」のかと言うことが肝心なんですが・・・・・「老年期」が現出しているわけですから、それが斯く現れてきた歴史的意味を自覚していきたいものです。
こういうことをもっともっと社会学者たちが世に問題提起すべきなのに、財布の中身をいかに「ナチスのようにうまく」すり取るかという問題意識でしか「高齢化社会」は考えられていないようです。

とういうことはさておいて、この人はこうして写真の相手をしてもらいながらいろいろ近況を話してくれています。
仕事のことなどは、現代の企業での生の話ですからとても興味を引かれます。
私のようなリタイア組は「以前は・・・。」という話になりがちで、次第に「今」とはずれていきがちですから有難いことです。

先日も7,8年前に日本がGDPで中国に抜かれて世界3位になったことで人々は驚いたわけですが、今やGDPで見れば中国:日本=2.4:1ですからね。多少追い抜かれてはいるけれど・・・・なんて水準じゃないんです。
一人当たりGDP では日本が世界25位で、中国に74位をはるかに差をつけていますが、追い抜かれたばかりの時には10倍くらいだったのに、今では4.5倍でしかありません。
(世界25位でしかない先進国なんですね。アベノミクスってどうなの?)
そういう「今」を知らないと、的外れの思い込みで議論してしまいますから剣呑です。

そういう意味でもこうした若者と話す機会があると嬉しいですよね。
何より心が和みます。
しかも、写真を撮ってご機嫌ですし。
ありがとう。
- 2018/05/18(金) 00:00:37|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0