KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭が展開されています。
今年は少し盛んになってきているかな。私がよく訪ねる「ギャラリー知」さんでもこれに参加していて、そこで展示されている女性の写真家さんの作品がファイナルに選ばれています。
私もこの「祭」を楽しみにしていて、暑い日の中を自転車で出動しています。

ここはシグマのカメラやレンズ、そしてそれらを使って撮影した写真が展示されています。
昨年もここに来たのですが、ずいぶん熱意のある展示だなという印象でした。
階段を上がってこのフロアが見えたとたん「あれ?! 君、何故ここにいるの?」という言葉を思わず飲み込みました。
私が上がりきるのと、私に気付いてこの人が立ち上がるのとで、この人のお顔の全体が見えて、「オッと、違った。」と言葉を飲み込んで、かろうじて人違いを避けられて良かったわけですが、ちょっと動揺をしたまま写真を見に奥に足を進めました。

そこにある写真の解像感とすっきりとした混じりけの無い色再現に驚かされながら、「これ、いいなあ。」とシグマのレンズ、カメラはどういうものだろうと興味が湧きました。
シグマのカメラは独特のデザインですが、カメラを一から構想すれば案外こういうところに行きつくのかなあとも思います。
既存カメラの多くはそれ以前のカメラの持っていた記号を引き継いで大衆に親和的なものを提供していますから、基本デザインは大きく異なりません。
大胆なのはリコーとシグマでしょうか。私はあまり詳しくないですけど。

よく知られているカメラメーカーのものは何でもできます、もっとできますを詰め込んだ「何でも屋」が多いのですが、シグマのカメラは撮りたいものをもの核に意識した人に提供されるカメラだと感じました。
家庭に一台的なカメラではないようです。
AFはゆっくりした合焦ですし、合焦点も少ないです。でもそもそもそういうAFで事を済ませようという人を意識したカメラではなさそうです。
潔いいなあ。

ソニーがα7を高感度に優れたモノ、高解像度を誇るもの、連射性能やオートフォーカスの敏捷なものと区分分けして、需要者に、これで何を撮りますかと提起しているのと同じように、シグマのレンズは三つのジャンルに性能を特化して洗練させたものを展開する戦略をとっているようです。
実際、スポーツもネーチャーも、街でのスナップにもポートレートにも対応できるカメラとレンズという事は、そのどれにもまあ不足は感じないという程度のものにならざるを得ないでしょうしね。
アートを使ってみたくなりました。
私は今ここではソニーのα900とミノルタの50ミリ単焦点で撮っていて悪くないと思っているし、α900のファインダーからは離れがたく思っているんですが、もう7年以上酷使していますから、いつ何時「もう働きたくない」と言い出すかしれないのです。
そうなったときに写真人生の後半を見通してカメラとレンズについて考えてみようと思っています。
中古のα900を求めて、それにシグマなどのレンズを付けることになるかもしれません。
α7sにしようかな。 5DマークⅡ、D810 フジのX-H1・・・・、条件が複雑すぎて「解無し」かもしれません。
- 2018/04/26(木) 00:00:42|
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