ある日の朝メールが入って来て「あなたのご近所にKKARCというのができて今日オープニングパーティーがあるから参加してみたら?」というのです。
以前の私ならとてもそんな畑違いの場所に出ることはできないと「人見知り」全開の返事をしたことでしょう。

けれどこの7年間の生活・体験が私をいささか変えてきました。
先日の高校の同窓会で「すっかり変わってしまって、○○だとはとても思えないなあ。」といわれましたが、それは18歳のあの時と比べての変化に加えて、この7年間の変化が加わっての事かも知れません。

KKARC というのは 「京都衣笠アートレジデンス」のことです。海外からのアーティストの京都(日本)滞在を助けて、京都(日本)の芸術や文化の探求、交流、そして制作やその公開を助けようというNPOです。
皆さんも体験されているとおり旅行で訊ねた海外の印象とそこに生活したそれとではずいぶん異なると思います。
そういういみで、買い物をし、様々な行事に参加し、また制作・公開して日本の人に触れることは大いに意義があると思います。
相互にです。

この方は自ら作品をつくる作家でもあり、作家たちの作品を世に出すキュレータでもあろうとしている方で、もう長いことかなダに住んで活動をされています。
私はこういう表情を持つ人を見るともう話の途中から撮りたくて仕方がなくなります。

たまたま隣り合わせていろいろなお話を伺っているうちに、「写真を撮っています。」と白状することになるのですが、それでもう、大げさに言うと「撮る権利(資格)のある人だ。」という受け入れ方をしてもらえてしまうのです。
それはご自身の作家性の拡張した意識なんだろうと思います。

ご自身が何物にも制約されずに表現したいという衝動というか欲求をお持ちで、作家というものはそうしたものだという了解を内面化しているからだと思います。
私が「撮らせてくれませんか?」という時に相手が芸術系の大学の出身者、現役学生であったりすると、話が早いということが多いのです。
ただし逆に?、ただ記念になんて言う写真では許してくれませんが。

このアートレジデンスに今かかわりのある作家たちが自分お作品についてプレゼンを始めました。
トップバッターが、この人。
フランスからお二人が参加していましたから、その通訳も務めます。
- 2018/04/20(金) 00:00:30|
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