ホール内は当然のことながら人工照明のみです。
この照明も「リハーサル」しているわけですから、時として、えっ、こうなっちゃうのみたいなことがあります。
私は「身内」じゃありませんから計画を知らないので、あらかじめの設定が「大慌て」のやり直しになることも・・・。

一番困るのはやはりホワイトバランスです。
それで、というわけではないのですが、私は音楽系をとるのはやはりモノクロ系がいいと思っています。
本番ではことに女性奏者は華やかなドレスを着ることが多いですが、それもあまり好きではないので・・・。

絵画などを展示しているギャラリーでの撮影では照明の色の問題もありますが、そもそも照明の目的が作品を照らすことにありますから、作家さんには当たっていません。
その点で言えば、コンサートの場合は奏者が主人公ですから、そこに照明が当たりますし、影ができないような照明になっていますからありがたいと言えばありがたいです。

照明は方向性もあり、かつまた客席が暗く落ちているので、それも映像的には効果的です。
さすがによくできていますね。
ただ基本的に上からの照明ですから奏者がうつむくとやや辛いことになります。
それにしてもストロボをたかないで撮れるというのが、現代カメラですね。
でも6月のために練習として持って行った100ミリ-300ミリ、F4.5-f5.6は、さすがにこういう場所で高感度耐性の弱いカメラでは辛いですね。
そして私のメインカメラはせいぜい1600までというところです。シャタースピードもあまり低く抑えると演奏者がぶれてしまいます。
そこが辛い。

見ていただいている写真は、シャッター音をさせないためにフジのX100Fです。
客席中段に行けば一眼レフカメラで撮りますが、シャッター音が邪魔しないか気が気ではありません。
こうしてステージ上を歩き回って撮ると、たまに膝を床に付けるのですが、そのコトリという音が、驚くほど大きく響きます。
さすがに音の響きが素晴らしいと感心ている場合じゃありません。シャッター音もまたそれだけ響くのですから。

かえって上等な革靴など履けるものではありません。
- 2018/04/17(火) 00:00:14|
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