「あるトランぺッターの午後」なんて表題を付けましたが、中身は、あまりそういう感じではありません。
ただ、私がこの方のお宅を、その日の午後にお訊ねして撮影させていただいたというだけの事です。
でも、私にしては、ちょっとした事件でした。

この方には、幾分意に染まない私の訪問だったかもしれません。
まして写真撮影をされて写真集に掲載されるなどという事は・・・。
これまで幾度か書いてきましたように、
6月の21日夏至の日に「音楽の祭日」の取り組みの一分枝として、「清水寺・世界友愛 100本のトランペット」という企画が進んでいます。
この日は音楽を通じて「戦闘をやめて、友愛を実現しよう」という趣旨です。

その企画では、100人のプロ、アマを含むトランぺッター・・・・最年少は15歳の男子です。一方最高齢は70代半ば・・・・・の演奏に続いて、座談会と、二胡の演奏が清水寺の成就院で行われます。
このイベントの写真撮影をし写真集を出そうという計画なのですが、その撮影を私がすると言うことになっているわけです。
・・・・・こうして何度も書いているのは、つまりはイベントのPRをしているという訳なのですが。何しろスタッフも演奏者も対談者も、皆が手弁当ですから自分で宣伝しないといけないわけなんです・・・・・

この有馬氏も京都で、トランぺッター募集などにお力を発揮されている方なんですが、「写真集には当日までの参加トランぺッターの様子」を取り上げるページがあるから、そこに登場してほしいという、私のめちゃぶりを断り切れなかったというわけです。
あまり目立つのは好きじゃないと、しばらく固辞されていたのですが、私がお酒の勢いも借りてお願いしてついに実現しました。

ほとんど同じような写真を載せていますが、多分有馬氏の普段をご存知の方からすれば、よく承知したものだなあと思われているかもしれません。
けれども承知したからにはじたばたしない、というか「そっちにも事情があるだろうし、イベントの成功のためには致し方あるまい」と思われたのでしょう、快く招き入れていただき普段の練習の様子を見せていただきました。
それでトランペットにミュートがついているわけです。
もともと京都交響楽団のトランぺッターだった方です。

実は私はこの方のこれまでの経歴を存じ上げず(調べずに)にお宅訪問をしたのです。
素人が変な予備知識を持って行くよりは長年トランペットを愛してやまないで来られた方だ、というそれだけで伺ったほうがいいかなと思ったからです。
実績や経歴を知るとそれだけで位負けしてしまいますからね。
- 2018/04/14(土) 00:00:40|
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