「書く」続きの話題になりました。
皆さんはガリ版印刷の経験はおありですか。
私の小中高の時代にはこのガリ版印刷が主流でした。

ここは古川町商店街にあるJARFO ART SQUARE です。
そこでガリ版印刷についての展示がされていて、様々な「作品?」とともにロウ原紙やヤスリ板、謄写版印刷機、鉄筆なども並んでいました。
私には懐かしいものたちです。
そして体験もできるという事で・・・・。

「つぶし」なんて単語がひらめきました。
今また静かなブームになりつつあるらしいですね。
手描きがいい味を出しますし、レタリングの楽しさや、カットのイラストも自分で書きますから、あちらこちらからペーストして来て組み合わせた「人の褌で相撲を取る」様な、一見うまくできた印刷物に対する反省かな。

私はファックス用原紙が普及してこれを読み取り機かけて製版して印刷する頃になっても、手書きにこだわっていました。
早い者はワープロなるものを使いだしていましたが。
こうして戦後の70年の中で、私たちの身近なプリント環境は大きく変わってきていますね。

謄写版印刷機は勿論の事、簡易型の輪転機だって、個人が家庭に持つことなど例外的なことだったと思います。
しかし、今や・・・。

パソコンにつなぐインクジェット式のプリンタは、決して例外的なものではなくて、この私の部屋にさえあります。
かつて「階級対立」を基軸に社会を見る人たちの中で「ブルジョアジーの階級執権(独裁)」についての例示として思想・情報普及の物質的な条件として印刷機(所)の資本家階級による独占という事がありました。
しかし、今日では労働者・農民等の勤労階級の側もまた大量の印刷機を持つようになりました。
これはマルクスやエンゲルス、レーニンもまた想像できなかったことかもしれません。
そこで「マルクスは死んだ!」「マルクス主義は古い!」ということに・・・・・・・・。
- 2018/03/15(木) 00:00:35|
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