ギャラリー知で「ニガオエ作家の描くイラスト展」がありました。そこで出会った似顔絵画家の岡山君と堀口君。二人を撮らせてもらえることになっていたのです。
岡山君は溝手さんを描いているところを撮らせてもらったのですが、あいにく堀口君とは行き違って、撮ることができていませんでした。
そこで「職場」まで押しかけました。
この人たちは京都国際マンガミュージアムで土・日・祝に似顔絵画家として活躍している人たちですから、そのミュージアムに堀口君を訪ねたのです。
いました、いました。

「追っかけてきましたよ。君
たちを探して幾千里。」「どうぞ自由に撮ってください。」
「お客さんが来て描いているところを撮りたいなあ。」などと話しているうちにカップルが来て彼の前に座りました。
画家によって絵柄が違います。そこで隣の画家さんの作品と見比べてどちらかを選んでもらいます。
「う~ン、ちょっとシビアだね。」

お客さんのお二人と会話をしながらすぐに描き始めます。
・・・今日はカメラを向けられていたので初めのうちはちょっと緊張しました・・・

女性の方から「ボクシングをしている」という話を上手に聞き出すと「僕もすこしだけ経験があるんですよ・・。」と一挙に打ち解けた空気を創り出していきます。ボクササイズというやつでしょうか。

私もこうして「人を撮る」ことをしていますから、この辺の呼吸は共通しますが、彼はなかなか巧みです。
画板?を妙に高く持っているので描きにくいだろうなあと思っていましたが、これも雰囲気作りのための工夫でしょう。
描き手が目を伏せていては明るい快活な会話はできませんからね。描かれる側が話しづらくなります。
- 2011/11/21(月) 00:02:56|
- 人物
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0