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素敵な人たちと

素敵な人たちと一緒に素敵な写真を撮ります。 なお写真のコピーはご遠慮ください。

素敵な人たちと   by 蒼樹    沖縄へ、沖縄から   Ⅱ

 「沖縄 を 返せ   沖縄  返せ!」

 私は学生時代、無自覚に「われらのものだ沖縄は 沖縄を返せ!」と歌っていました。「われら」とはいったい誰のことなんだということを意識的には考えていなかったのです。当然、自分を含む日本〔国民〕のことだと漠然と考えていたわけですね。そして学生の頃から、さらに卒業して沖縄と薩長軍事政権・日本とのことを学ぶうちに、「われらのものだ」なんて言っていいのかという疑問に行き当たりました。
 ウーマンラッシュアワーの村本氏が「沖縄はもともと中国領」といってしまったのはいささか勇み足でしたが、何も考えず、知ろうともせずに「沖縄は日本領」だと思っている大部分の人々より沖縄について知ろうとしているし、賢明な人だと思いました。(ゴーマニズムのあの人は「無知は罪だ」と言っているようですが、村本氏は無知について開き直っているのでもなければ肯定しているのでもないことは明白です。分かっていない人にわかるように話そうよという事と、分かっていないからと言って口を閉ざし眼を開かないのはダメだから、今の「無知」からともかくもスタートしようという呼びかけだと私は受け取りました。)


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 江戸期には沖縄≒琉球は大君支配に属さない、つまり藩(江戸期には「藩」という呼称は正式のものではありませんが)という地方政権として認識されていませんでした。琉球「王国(この「王」」は中国皇帝に対応するものです。)」でした。島津にとっては「属『国』」だったかもしれませんが、そうだとしても「属』国』」であって島津領ではありません。中国・清王朝にも冊封されていた「日中両属」の状態であったわけです。冊封下にあるという状態、それは朝鮮やベトナムがそうであったように大帝国清の国際支配体制の中に組み入れられた周辺国の在り様だったのです。

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 それを清国との関係を強引に断ち切らせて、・・・内憂外患深刻な清国に対しても極東の小島のことでごちゃごちゃと難問を抱えたくないと言う状況に付け込んで・・・・、さらに軍事力を背景に、まず国王の「藩」王化を進め(その時に本国ではすでに廃藩置県が進行。しかも例えば毛利氏を長州藩王とは言わない。)、そのうえで、遅れて廃藩置県を断行したという訳です。
 大日本帝国憲法下の議会に議員を送る権利も認めず、臣民の義務である兵役も課さない=つまり日本臣民ではないという扱いでした。つまりは明治国家の最初の植民地だったわけです。
 その後、琉球の人々≒沖縄県人は本島人からずっと差別され続けて今日があります。

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 ですから「沖縄を返せ   (まずもって)沖縄に返せ!」という歌詞に、私は、少なくとも心情的には共感するのです。
 沖縄の人が望むのならば琉球独立だって支持しても良いとさえ考えます。

 もし沖縄が独立すればたちまち中国が侵攻してきて沖縄を占領してしまうという人がいます。しかし、戦後今日まで戦争好きで世界の警察官を自称するアメリカの軍事的支配のもとに沖縄は差し出されてきていて、すでに他国によって支配されてきていたし、いるのです。日本政府はその状態を招き入れることはあっても解消する意志も意欲もないことは70余年の歴史で明らかです。(前天皇裕仁氏は進んでアメリカによる占領継続を求めたのですし)ですから、そういう状況を支持してきた人がよくそんな能天気なことを言うなあと反論したいと思うのです。

 そう言う人の少なくない人は「中国が沖縄を手に入れたら日本が危なくなる、だから沖縄は手放せない」のだというくらいのことを考えているのです。

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 私は21世紀の世界で東アジアの平和を考えれば、沖縄は日本に属して、現日本国憲法を誠実に実現する政治状況の中で平和と友好のハブ=非核・非軍事の島となることが賢明な選択だと思います。地理的にも歴史的な経緯からしてもそれにふさわしい島だと思います。沖縄県民にとってもそれがベターな選択だと思います。しかし、それは、まずもって沖縄を沖縄の人々に返して、沖縄の人々の意思と願いを深く国政に浸透させたうえでのことですが。
  

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 憲法の平和条項を掲げたり、平和を!戦争反対!などということをもって、「そうい『呪文』を唱えていれば平和を実現できると思うのはおお間違い」という様な事を言う人がいます。が、その対抗的な政策が軍備拡張・軍拡競争に勝つ、排他的なナショナリズムの喚起という事でしかないのはせいぜい20世紀前半で思考を止めた愚かな発想だと私は思います。
 そう言うのを「平和ボケだ」と私は言うのです。日本国憲法に守られた妄言だというのです。
 
 北朝鮮の「一人当たり年間所得2700ドル」を超すように賢明な経済援助をする、人的・文化的交流を厚くするなどのことを日本政府はほとんどさぼってきています。もし中国が(今は3000ドルを超してしまったが)2700ドルに達する過程で、中国との間で日本のオープンで誠実な経済交流を作ってきていれば、中国の民主主義の成熟はいまとははるかに違っていたものになっていただろし、新日的な中国国民が多数を占めただろうと想像するのです。なのに、日本国憲法の示す方向をまるで無視してきた自民党政権はその歴史的好機をみすみす逃してきた。(賠償もODAも戦争に対する反省や侵略に対する深刻な謝罪・反省をただ表向きの当面の、致し方ない、やりたくない感たっぷりのやり方をしてきているものだからさっぱり相手の気持ちをいやすことができない。それを「ただもらっておいて感謝することもない」などと本末転倒したことを言う政府と国民では困るのです。) 中国が経済大国になるまでに打つべき手がたくさんあったのに!
 憲法的政策は様々に発想されても政権がそれを無視し、逆行してきたことで憲法を机上の「呪文」化したのであって、憲法擁護論者にその責任があるわけではありません。

 そして、憲法の条項や平和を、戦争反対、核兵器禁止という声は「呪文」でも何でもなく今日の威国際政治の上で現実的な力になってきていることは少し「都合の悪いこともしっかり見る目」を持てば分かることだと思います。(それはどの立場でも同じですが)

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 沖縄の状況は、そのまま日本の状況として意識はされていない。そういう現実があります。
 
 川口さんが歌う意味は、そこにある。  

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  1. 2018/01/18(木) 00:00:47|
  2. 音楽
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Author:soujyu2
 人はいろいろな場所で様々な思いを抱いて頑張っています。そんな人々の素敵な表情を追いかけてみようと思います。
 「素敵な人たちと」の出会いが私をワクワクさせます。

People hold various thoughts and are doing their best at various places.
I think that I will pursue such people's great expression.
Encounter of "nice people"
excites me.


 大変恐縮ですが、無理をお願いして撮らせていただいている写真です。ご本人のためにも無断でのコピー、転載は固くお断りします。

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