師走も押し詰まってきましたね。
大晦日はもう目前です。 皆さん忘年会はされましたか。大掃除は済まされましたか。
今年の流行語として「忖度」が取り上げられましたが、その「忖度」はなかったことにされそうです。国会は乗り切ればいいものなのですね。
果たして「来年」は存在するんでしょうか。
トランプと安倍とキム・・・・自民党は私たちに「見せたい未来がある」そうですが阿鼻叫喚の未来でなければと切に願います。

街は慌ただしさからやがて次第に鎮まり始めます。
明日の夕方からは落ち着きが増すでしょう。でもTVの中はバカ騒ぎばかりです。
TVを離れていく年くる年を考えてみたいし、親しい人、遠い地球の向こう側の人たちのことなどを思ってみたいと思います。

6年と9か月。1250人余りの方々に写真を撮らせて頂きました。
そのおかげで私の世界が少しずつ広がり、変化をしてきました。
写真を撮ることで社会にコミットするという可能性もわずかずつですが生まれてきたことはうれしいことです。

昨年から今年にかけて撮影する人の数がかなり減っています。撮影の機会自体はそれほど変化なくむしろ充実してきているんですが、同じ人を繰り返しとったり、時間をかけて撮る機会が増えているという事です。
その関係で手作り市を訪れる機会がぐんと減りました。
ですからそこでの出会いのチャンスが減っているという事でもあります。

私の写真活動の柱の一つは、たくさんの方々と出会って「撮る・撮られる」関係をたくさん実現することです。
人は互いに優しく出会うことができるという事の実証が一つの狙いですから。

他人に対する無関心や偏見による誹謗、荒れた接し方が散見される世情に対しての、私の態度表明がこの写真活動です。
評論・議論しているだけじゃ始まらない、と、そういう思いが私にこのジャンルを選ばせているのです。
ある人たちは歌い・奏で、別の人は絵を描き、ダンスし、あるいはハンドマイクを握る。そして私はレリーズボタンを押す。

ささやかな、あまりにささやかすぎる行為であり、あまりに迂遠な働きですが、堺の「小さき旗揚げ」くらいのものにはなりたいものです。
時代の中に生きていく以上は、それくらいの事はせめて考えたいものと思いながら、炬燵の中で、冬にはやっぱり日本酒でぬる燗だなあと独り言ちしているわけです。
- 2017/12/30(土) 00:00:55|
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