この方は御自分が自分の子供さんのためにデザインし縫製していた服の延長で子供服の展示販売をされています。
まず色が柔らかです。仕立ても丸みがあって子供にやさしい仕立てです。
大型店舗に行ってキッヅコーナーなどを見るとゾッとします。文房具、おもちゃ、服、靴・・・どれをとっても「売れるためなら何でもアリ。」的な論理に押し流された商品が少なくありません。子供は単に市場でしかないのだなあと嘆息です。そういう目で生産をしていると結局世の中全体が退廃していくなあ。
それでこのお店の子供服に目が行きました。(鏡の中まで意識が行かなくてごめんなさい。)

「自分が人のためを思って作ったものを楽しそうに販売しているのを見ると嬉しくなるんです。そういう人の写真を撮っています。」と話しかけると
「本当に楽しませてもらっています。」

「ここに来てお客さんといろいろ話ができて、喜んでもらえて・・・。」
色にも形にも手触りにも心を配って作っているようです。
大量生産品や売らんかな論理に嫌気がさして、作っている人との交流をしながら良いものを探したいという人がここに集まっているようにも思います。

夫君の理解・協力があってこそこういうことを経験できているのだと話される時の笑顔はまた一段です。

「大人のものでこういのを作ってくれないかなあ。」という声を幾人ものお客さんが残していきます。

お友達の登場。

お店の「看板」は以前このブログに登場していただいた「緩里」工房さんの作。お気に入りのようです。
- 2011/11/13(日) 00:03:30|
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