逆光が基本です。
そうなると普通は顔が暗くなりますが。
コンクリートの路面の反射光で人物にかなり強く光が当てっていますし、背景のタイルの壁にも地面の反射光が当たっています。 意外に全体の明暗差が小さくてうまく撮れそうです。

でも、基本としては晴れの時に人を撮るにはまず日陰に入ってもらいましょう。
なかなか迫っていますねぇ。
仲の良い友達同士ですからその点心理的な垣根が低いのでしょう。

かなり打ち解けた人を相手にしたときは・・・・・50ミリを付けているようなときには・・・・これくらい寄れることがありますが、私にはなかなか難しい。
それをカバーするのが85ミリでしょうか。
これだけ寄られると撮られる方は「うっ!おっ!」と感じますからね。

でも、その時に撮る側の熱が伝わることがあるのです。
そういう点で思い切って寄るという事もまた人を撮るときに大切なことです。

体を壁に預け足を延ばしてリラックスした姿勢をとってもらう。すると表情も緩みます。
人間の体は全身がセンサーですし脳はその全身と結ばれてその一部ですから、身体のポーズから表情を誘導することもできるわけです。
「笑って!」ではなくて「笑い」が出るような気分をポーズから引き出してあげる。そういう事も写真の大切な要素。
ネットのポートレート撮影云々には人間観察や人間観がまるでありません。
それはやはりプロが果たすべき『啓蒙』の役割を果たしていないからだと思います。

一緒に美味しい食事をすればフォトマヌカンとの距離は一挙に縮まります。
- 2017/11/01(水) 00:30:13|
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