手作り市でお会いして、写真を撮らせていただいたのですが、
「私、最近カメラを買ったんです。でもカメラの事も撮り方もよく分からなくて・・・・。」
「じゃあ、よければ教えてあげますよ。」
なんて身の程も弁えずに「写真講師」を買って出て・・・・。
写真講習会にはまだカメラをお持ちでないAさんと最近OM-Dを手に入れたIさんのお二人が参加です。
「街に出てこういう素敵な建物を見つけたら撮るんです。」と、理屈よりまず撮ってみましょう・・・・からです。

最近のデジタルカメラの多くはスイッチをオンしないと始まらないものが多いですし、レンズにもピントリングがありませんから説明がしにくいのです。
そこで私のフジX100Fも持っていきました。
こちらはAさんにお貸しします。

私の後ピンレンズです。
X100Fの方がきれいに撮れます。 困ったもんだ。

とは言ってもやはり大口径レンズの力ですね。
お二人に交替で「モデル」をしていただきながらいろいろお話します。
ちょっとその辺に腰を下ろして、カメラの基本構造・原理からのお話。

ネットで写真入門みたいなものをよく見ますが、話が混乱していて、これじゃあ入門者は整理して理解することは難しいなあと思うことがよくありますから、その辺はよく考えて説明します。
(先日も・・・・多分プロの方の・・・・「プロカメラマンがなぜ絞り優先で撮るか」という動画を見ましたが、ひどい内容でした。
絞りの方が目盛りが少ないので目盛りが多い〔選択肢が多い〕シャッターの方をカメラに任せるんだそうです。その時のF値の例がf2.8からf22だったのには首をかしげざるを得ませんでした。ご自身がf2.8通しのズームレンズか何かを使っているからでしょうか。絞り優先にするのが「目盛り≒選択肢が少ないから」という認識だけの事はありますね。被写界深度≒ボケ量が絵作りに大きな影響を与えるという意識があれば1.4や1..2を忘れるはずはないと思うんですけどね。
それにこういう説明だとシャッター優先オートをなぜ使うかという説明はどうするんでしょうか。)
お二人は熱心に耳を傾け、呑み込みの早い「生徒」さんです。
いまAさんがIさんにポーズを付けています。

座学はあれもこれも詰め込まないで、端的に説明したらすぐに楽しく撮影です。
学習の要は楽しくです。
そしてその楽しさの要はできるようになることを実感し、自分の成長を感じることです。

OM-DもX100fもいいデザインでおしゃれな感じですから、そういう意味で町撮りに適していますね。
一眼レフ機の鈍重なデザインに比べて、楽しい感じですね。
- 2017/10/30(月) 00:00:49|
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