七宝の職人なのですが、なかなか七宝の制作で思う存分のことができないようで・・・・・。
和服文化の衰退に伴っての不振もあれば、七宝の食器などのしっかりとした色彩や硬さよりも透明感やさわやかな彩が好まれる傾向も影響しているのかもしれません。
七宝の良さは確実にあるのですが。
この時は銀の簪の制作中でした・・・・・。

お会いして間もないころには町中でも撮らせていただいたのですが、最近はなかなかそういう機会がいただけなくて・・・・大いに残念です。
この写真で手前の目の睫毛にピントが合っているのは50ミリ単焦点で撮っているからです。
このレンズはプラスチックの鏡筒で決して高価なものではないのですが、気に入っています。非常に素直に撮れます。
これも年式で違うのですね。
50ミリでこうして撮るためには相当身を乗り出して迫らなくてはなりません。

85ミリより広い画角は使い勝手がいいです。
50ミリを「標準レンズ」という風に言うことがありますが、・・・・・その標準の「基準」が分かりませんが・・…確かに使いやすいレンズだと思います。

今年おいくつになったのでしょうか。
初めて会った時には〇〇歳だったのだから・・・えーと?
リタイア後の私に気合を入れてくれた人の一人ですから徒や疎かにはできません。

というか職人としての行く末に思わず気をもんでしまいます。
私よりずっとしっかりした人なんですが、誰にしてもなかなか思うような仕事はできないものですから。

たまたま今日がこの会場での公開実演の最終日。
それを知らずに訪問したのですが、お蔭で85ミリが「これだけずれたら使えない。」とはっきりさせることができました。
それでも使いたくなる魅力のあるレンズなんですよねぇ、悩ましいことに。
- 2017/10/29(日) 00:00:24|
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