少し以前から気になっていたのです。
三条大橋のやや下流の河原に石が積まれているのです。
この頃は、幾分渇水気味の鴨川ですから(約一か月前の話です)その気になれば川に入り中央辺りに行くのはたやすいことです。
この辺りの川床は石を敷いていますから、小石が沢山あるようにも見えません。ですから、かなり意識的に石を集めたのだろうと思います。
誰がしたのやら。
幾人かの人が「よし俺もしてみよう。」「私も一つ。」なんて思って増えているのかもしれません。

あるいは誰か一人の仕業(作品)なのでしょうか。
今日はこのお二人が参加?です。 積まれている石の塔の形状がこれまでのものとは異なりますから、あとからの「参加」組でしょう。
目を引くのは二人が外国人だというばかりではなく、ハンサムな若者と美形な女性だという点です。それで一層人々の関心を集めているのでしょうか。

繁華街の真っただ中ですから多くの人の目を集めることは当然予想するところですが、もし私たちがセーヌ川に行って…流れは鴨川よりも深いですから同じことをという事ではありませんが・・・・こういう風に遊べるかと言ったら・・・・。
私はそのことに興味を抱きました。

見られていることは自覚していますし、サービス精神も旺盛です。
でも([関西の言い方をすれば)いちびっている」とか「悪のりをしている」「調子に乗って」「目立ちたがり」という風は少しも感じられないのです。
印象は「愉しんでいる」のです。 それがとてもいい!!

だから「ウケ狙い」の媚態もおふざけもありません。
見ていて一緒に楽しめる感じです。 上手くやれよ、倒すなよ、と。

二人にカメラを見せて「撮るよ!」とジェスチャーで示すとピースサインで答えてくれました。
カメラに望遠レンズがついていないのが残念です。・・・・・という私の意識が本当に「ザンネン」です。
私も靴を脱いで流れに入って近づけばもっといい写真が撮れることが分かっているのにそれをする勇気を持てない。これじゃダメですよね。

私はすでに川底の石がとても滑りやすい状態だという事を知っていますので、衆人環視の中でこけたらどうしようなどと考えてしまうアカンタレです。
写真を撮るためにかがみこんだり近づいたりするのを見られて恥ずかしいと思ってしまうアカンタレです。
ただ言い訳をすると「この二人の素敵な状景に、ぶち壊しなおじさんの姿を入れないでくれ!」という・・・・もし私が岸から見ていたり、橋の上から見ていたらそう思ってしまう声も聞こえるのですね。
きれいな紅葉の風景を多くの人が楽しんでいるときにその絶景の一番いいところにカメラを持った人が三脚を据え付けるみたいな無粋をやるのは恥ずかしいですからね。
- 2017/10/05(木) 00:00:43|
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