たまたま「この夏にこれだけはやっておきたいことは?」がトラックバックのテーマとして出ていましたが、私の「これだけは」の一つがこの写真でした。
それで何か所かのロケハンをしましたが、やはりここでした。

以前から芦生というところの林の中の小川で撮りたいと思っていたのです、が、入山の条件が厳しくなったこともあり、そこにまで足を延ばせませんでした。
周囲を木立にかこまれた浅い砂地か小石のせせらぎがいいのですが。
それはおいおい又探しましょう。

ロケーションの引き出しを増やしたいのですが、それを見つけたらかといって一緒に足を運んでいただけるかどうか、それはまた別の問題でして・・・・。
それでも自然の景観や街のたたずまいを色々インプットしておかねばなりません。
きっときちんとした人(写真を撮る人)は良い場所を見つけたらその場所についてそれぞれ写真を撮り、それにコメントを付し、例えば道順や移動に要する時間、トイレの有無などの条件を記入したカードなどを作っているかもしれませんね。
そういうことを人ごとのようにいっている時点で私の可能性は・・・・。

ファインダー倶楽部の写真展に出す写真は、本当にあれこれ迷いましたが、結局、若い魅力的な女性たちのものにすることに決しました。
行きつけのプリントショップの、信頼する店長さんもこの人の写真や浴衣の二人連れの写真などを評価してくれて、それらを組んだ場合やこの人の写真だけではどうかというアイディアもいただいたのです。
川口さん(シンガーソングライター)、河野さん(ピアニスト)の写真もまた別のジャンルで「これいいですね!」と言っていただけるものでしたので、私の今後の方向性も考えると贅沢な「苦渋の決断」をしました。

それはこうしてブログにアップする際にもまた迷い始めるほどの選択でしたから、次の個展ではまたコーナーを設けてぜひ発表したいと思っています。・・・・そのためには来年はパスしようと思っていた個展を、やはり来年のどこかでしないといけないなという思いにつながっています。

考えれば1年というのは遠い将来ですね。
殊に私のようなお年頃のものにとっては果たして行きつけるかどうかわからないという面もありますから、決して『何時か、そのうち。』にはしないようにしなくてはなりません。
1年先というのもけっこう遠いのです。

せっかく1年先にしてもその時には、例えばこの人も一身上のご都合で個展に足を運んでもらいにくいところに移り住んでいるかもしれません。
荒木経惟氏が次から次へと途切れることなく写真集を出し続けた気持ちが分かるような気がします。(ハハ、格違いですが。)
- 2017/09/01(金) 00:00:59|
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