23日からは京都文化博物館(烏丸御池)で京都ファインダー倶楽部の写真展があります。
明日は搬入日です。
何しろ「文人光画展」を名乗っていますから、ユニークな写真展であることは間違いありません。
その中で私の写真は最もオーソドックスな部類に属すると思います。
ただ倶楽部の中で言えば人物写真という点では希少属ですが。

「文人」などという言葉はもうすでに死語に近いのじゃないかと思います。文人という存在に対する敬意などというものが今日の日本にあるんでしょうかね。
そう言う世情の中で22回目の写真展を迎えるというのですから、果敢な挑戦というべきか、ドンキホーテ的愚行というべきか。けれどそこに共感して私は入会をさせていただいたわけではあるんですが。

「学問を修め文章をよくする人」「 詩文・書画など、風雅の道に心をよせている人」の事を文人というらしいのですが、他の人は別にしてこれは私には当てはまりません。
「プロの芸術家になるためではなく、あくまで自らの教養、趣味として琴詩書画をたのしんだ。」人のことを文人と言い、またその作品を文人画と言ったのだそうですが、作品の巧拙やその教養風雅の気質の貧富を問わなくてただ「プロの芸術家になるためではなく、あくまで自らの教養、趣味として」写真を撮っているというところにだけに私の立ち位置を見つけて入会させていただいているという訳です。

毎年立派なフライヤーが作られ、なんとそこにはその人の肩書まで麗々しく記載されているわけで、その方がそれぞれの分野でご活躍の様子が分かるわけです。そしてその余技として皆さん写真を楽しんでおられるわけです。
そう言う意味合いにおいては、会の中ではそんな写真はダメだとか邪道だとかいう声は全くなくて、「面白いなあ。」「楽しんでおられるなあ。」「さすがだなあ。」と感心しあっているわけなんです。
解像度がとか、大三元が・・・などという事は皆さんあまり関心がないわけで・・・実に結構な会だと私は思っているのです。
「なるほどそこに雅を見ましたか。」てなもんです。

ただまあ、そんな世界にも潜む「俗」を見るのもまたこれ人間模様でして、よい勉強になるわけです。

そして私はと言えばまたある意味別の「俗」をこそ持ち込もうという密かな算段をしていまして、・・・・・天邪鬼なんですな。

ふと気づくと皆様から頂いた「拍手」の累積が「7,8000」を越えていました。
皆さまどうもありがとうございます。
写真展までに撮らせていただきブログにアップした方の累積が1200人になるかどうかという事には関心を持ってみていましたが、それは惜しくも到達しませんでした。 すでに予約投稿している方たちを「撮らせてもらった人」の数に入れれば、どうやら越えているようです。
6年と5か月で1200人ということになりましょうか。だいぶんペースダウンですね。
その一方で、今日アップさせてもらっている人のようにある程度時間をかけて撮らせていただくケースが増えているという状況の変化もあります。
冒頭触れました「拍手」も9月末には・・・・人さまの善意・ご厚意からいただくものをあらかじめ計算するというのも不遜なことですが・・・・何とか8,0000になるのではないかと期待しています。
ちょっと自信のある写真が出て来ますからなおのこと。
単なる数字上のことで、むしろそれぞれの「1」の意味をこそ思うべきなのですが、それはそこ私もごくごく凡人なので、敢えて「一喜一憂の種」を作って喜んでいる訳なのです。
皆様今後ともよろしくお付き合いの程お願いいたします。
- 2017/08/21(月) 00:00:30|
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