『愛とテロリズム』なんて表題でこの展示(作品提出は5名の人ですが)が行われていました。
う~ん、ちょっと難しいなあ。それに会場の作品からそれぞれの作者がこのテーマをどう理解し、どう迫ったのかそれを読み取るのも少し難しかったですね。
ちょっと表題ががんばりすぎたかな。


私の印象としては…あくまで個人的印象ですが・・・造形大学は学生を外に押し出す姿勢が持てていると思います。
大学自体のアピールという要素も含んでのことと思いますが、学生のモチベーションを高めるうえでも、外の人々の目を意識させるうえでも適切な「制作」だと思っています。
この建物での展示意外にもにいろいろな場所を借りて学生が自身の活動・作品を公開しています。
無論他の大学もそうしていないわけではありませんが、造形大が目立つ感じがします。
大学の支援や先生のアドバイスはありがたいことでしょう。
むろんそのことを惰性的に受け止めただ甘えた受け止め方で展示している場合もないではないですが。

外に出れば私のような「おかしなおじさん」に絡まれることもあって、それは良い勉強になると思います。
私は大学がせっかくこうして世間に対して「学生を放りましたからうまく受けとってくださいね。」といっているのですから、ちゃんと受け止めてあげねばならないと思っているのです。
そう言う「阿吽の呼吸」というものが希薄化していることが現代の大きな弱点なのですから、そこにあえて大学が挑戦しているのに孤立させてはならないのです。

そうでないと大学も「大学の宣伝になる」という側面が、側面でなく全面になってしまう可能性があります。
この学生も自分のしていること、しようとしていることをいかに言語化するかということを意識していました。それは大切なことだと思います。

芸術作品を「言葉で説明したらお終いだ」みたいに言って神秘化する傾向が強いですが、それは事の一面であって言語化する努力をしないのは知の衰弱だと私は思っているのです。

と、こういう理屈っぽいおじさんに絡まれればそれはそれでいいお勉強でしょう。
ただ自分語りのために学生を相手に暇つぶしに来る人よりは幾分ましでしょうから。
いやお前こそがその自分語りのおじさんじゃないかですって・・・・いやまあそういう面もなきにしも・・・・・もごもご。
- 2017/08/07(月) 00:00:26|
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