私の楽しみの一つはギャラリー巡り。
暑いとき寒い時はなかなか家から出られないのですが、それでもできるだけ、出かけるようにしています。
というのもそこで作者たちとする交流が楽しいからなんです。
学生たちは何やら変なおじさんたちの話し相手になって戸惑いを見せることもあるのですが、総じて楽しい時間を・・・・オジサン側としては・・・・もつことができます。

ギャラリー巡りを毎日のようにしているおじさんは私だけではありません。
訪問者同士がお互いに話すことはごくごくまれですが、ああ、あの人がまた来ているなあという人は何人もいます。
最近姿が見えなくて「倒れているのではないか」と案じられる人もいます。 その人は私の個展にも顔を出されず、その後も姿を見ないのです。暑い時期だから自重されているという事であればよいのですが。

ここは京都造形大が学外に持っているギャラリーで、現役学生から既に多くの実績を積み評価も高い作家の作品まで多彩に展示されている場所です。
学生たちはいろいろな実験的作品を見せてくれますので私は楽しみにしています。

大学のコースの中には自ら作品を制作するのではなくてギャラリーでの展示や運営、あるいは作家のアシストやコラボの計画などをするものもあります。
それでそういうコースの人たちの実習の場にもなるわけです。

ですから、私もそういう学生には、例えばキャプションの在り方、作り方などについても問題を投げかけて彼らの学習の成果をいただくことがあります。
作品についても積極的に気づいたことを言い、疑問をぶつけます。
学生たちはまじめに返答をしてくれます。
なかには、既に一家言を持つ者もいて相当上から目線で答えてくれる猛者もいますが。

彼は自分自身の工房を丸ごと持ち込んで、そこで様々な作品を並行して製作すること、それ自身を作品として提出しています。
何しろ桂歌丸師の落語を期間中壁に映写して、その落語を覚えることもその作品の一部だと言います。
私にはそういう「作品」観はよく分かりませんが、まあ刺激にはなります。

私がこの部屋に入った時にはチラシの様な紙をカサカサと丸めて部屋のさらに奥にある部屋にうずたかく投げ込んでいました。
世界から核兵器をなくしたい。
北朝鮮の核開発を断念させたい。
でも日本政府はアメリカの核の傘・・つまりは核兵器による他国に対する脅威・脅迫を肯定し、積極的に核抑止力論を認めています。オバマ氏の核兵器先制使用の禁止政策を妨害したのも日本政府(自公政権)でした。
今日はヒロシマの日です。
世界の核兵器廃絶の流れに逆行する国、それが我が国、日本です。世界のなかで圧倒的少数派で、世界から孤立する、尊敬されない政府を持つ国です。
北朝鮮が「ICBM」を発射しました。
今や自民党やその政府は非難訓練や防空壕づくりまで提唱しています。
しかし、一つはっきりしていることは安倍自民党政府には北朝鮮の核開発を押しとどめ、東アジアに戦争を引き起こさない手立てがないという事です。能力がない・政策がありません。気力がないと言い換えてもいいかもしれません。
中国に何とかしろ!というか、アメリカの核抑止力に頼るか、更なる強行処置を採ると繰り返すしかなくて、主体的にとるべき手立てを持ちません。
それはそうでしょう。早々と国交を断絶し、経済的な関係も深めず、人的交流を妨害し、ただただ凶悪国家として非難するだけのやり方では、北朝鮮に対して有効な政策を見出すことなど到底できようはずがありません。彼らはよく国土、国民を守るのが政府の役割りだといいますが、アメリカに電話をするだけではどうしようもない。
彼らのうちの誰も北朝鮮にいって・・・・例えば安倍首相が、自ら北朝鮮に乗り込んで、彼らが何を要求し、どうすればその矛を収めることができるのか、そして理不尽なものは理不尽と言い、いま両国で何ができるのかを世界に対して公然と話をしてこなくては政治家とは言えない。・・・・金正日と話そうというものがない。 おお、いたいた。アントニオ猪木氏が。
多くの自衛隊員の命を犠牲にしたりし、原発にミサイルを撃ち込まれることを考えれば「私一人の命と引き換えにしても惜しくはない」と・・・・「特攻隊」の自己犠牲を美化するほどのものならば・・・・言い出してもおかしくはない・・と私は思う。
私はその時「殿御乱心」などと言って止めるつもりはない。むしろ当然の政治的行動だろうと思うから。
政治家の本文はどんなことをしてでも国民を戦火にさらさないという事でなくてはならない。政治家個人のプライドやメンツなど国民の生命や安全のためには当然犠牲にしてしかるべきだろう。
お友達やマスコミ幹部らとうまいもの食べたり飲んだりしている場合じゃない・・・と、私はそう思います。
(しかし、まあうがった見方をすれば毎晩のように料亭で飲食していられるほど北朝鮮からの危機は「進んでいる」という事でしょう。
民進党の野田氏も緊急時に40分もかかる私邸ではなくて公邸に居を移せなどと安倍氏に要求していますが、事態がそれほど切迫していると自民党と一緒に危機を煽るつもりなんでしょうか。状況は一番情報を握っている首相がのんびりしていられるくらいのものだという事じゃないでしょうか。安倍氏たちは何かあるごとに危機感を煽っていますが北朝鮮のミサイルが日本に向けられているということを、そういうことをしようとする北朝鮮の戦略的目的は何で、彼らはどういう成算をもって何をしようとしているのか、またなぜ日本がそういう敵国にされてしまったのかきちんと国民に丁寧に説明したことがあったでしょうか。
北朝鮮は「訳の分からない、何をするのか知れない国だ」などと決めつけるのは国民に思考停止を求める愚かなやり方だと私は思います。
あの成算無く無謀な太平洋戦争に突っ込んだ日本にだって一分の理があったじゃないですか。
ただただでたらめな国なんかどこにもありはしません。
そういう分析ができない政権だったら、われわれはその任に堪えないから、もっと賢明な人に代わってもらいたいと申し出るのが筋でしょう。
そういうことをしないというのは彼らが国民の生命と安全に対して…自己の保身と、政権に連綿としがみつくをことを優先するほど無責任であるか、あるいは事態は彼らが唾を飛ばして煽るほどには深刻じゃないという事でしょう。)
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- 2017/08/06(日) 00:00:20|
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