前日の降雨で足元にぬかるみはあるものの人出は相変わらず。いまや全国的なネームバリューの百万遍(知恩寺)の手作り市。出店も広島や兵庫や大阪などからも。お客さんはまさに全国から。観光バスで買い物に来る人々もいるようです。出店は抽選ですから、これまでずっと出店していたなじみのお店が見えないこともあります。
普段「手作り」にいそしんでいた半ば趣味の人、これから自分の作品を多くの人々に認めてもらおうとする工芸作家さんたちが品物を持ち寄るという雰囲気ではなくなって来ているようです。
手作りの楽しさや苦労をお客さんと交流する雰囲気がなくならないといいなあ。
さてこの方は岐阜からの出品です。作品を作り始めて2年余。ガラス細工です。

彼のしている製作手法は十数年前に入ってきたのだそうです。
耳に付けているモノ、胸に下げているものも彼の作品です。

製作方法を文章で説明するのはとても難しいのですが、・・・というわけでとてもできませんが、ガラスの中に不思議な世界を作っています。
今彼が見せているのは彼の自信作の写真です。
見せてもらっている東京からのお客さんは作品とその製作法の魅力に完全に足が止まってしまって、先ほどから「作り方を習いに行きたいが岐阜では遠いし・・・。買って帰りたいし。・・うん、きっと買うことになる。」と悩んでいます。

今世に言う「イケメン」なのでしょうが(?)、実に気さくで、懇切丁寧に製作法を話してくれます。
ある程度技術的にも進化してきたのでこれからは少し大きなものに挑戦したいと意欲を見せていました。

写真を撮られる時どうしていいかわからないなあと照れることしきりです。
「どっちを向いたらいいんですか?」 「いいよそのままで。」 「そのままって言ってもなあ。」

「また手作り市であいましょう。」
「ええ、ぜひ。」
- 2011/10/30(日) 00:05:07|
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