私が個展をしているときに毎日見下ろしていたお店のガラス窓です。
そこに何やら描いている男性がいました。
何やらではなくて、見ればすぐにわかりますね。

この店はどちらかと言えば・・・私の印象としては・・・ファッションの傾向などがトンデル店です。
その店の正面に「舞妓」ですか?!

外国人観光客の興味を引くためか、あるいは「トンデル」と舞妓のギャップで更に強く行き交う人たちに印象付けようとしているのか。
いずれにしても声をかけてみたくなりました。
というより、声をかけてみたくなったのは、輪郭を描いた絵のバランスの良さをみて、この人の力量を知ってみたくなったからです。

舞妓はんの体形はちょっとプロポーションが良すぎというか、今風過ぎるように感じましたが、実は舞妓・芸子は確かに現代っ子で、こういうプロポーションの子がそこここにいるのは確かなんです。

普通絵を描く人を写真に撮ろうとするとカンバスに邪魔されて正面からはとれないという運命にあります。
でも今日のこれはガラスに描いているのですから中に入れば作者の表情が撮れるはずだという事も興味の湧く点でした。

それに反対側から見れば舞妓の顔も見られるんじゃないかと・・・・・そうはいきませんがね。
でも何か工夫してそうなっていればそれもまた面白いなあと。この絵に惹かれてお客さんが店の中に入るのですから。

周囲には様々なものがこれでもかというほど並んでいますから「画家」をポップアップさせて撮ることがとても難しい。
その課題も刺激になりました。どうすればいいんだろう。

しばらくして帰ってきた店長さんが・・・・この画家とはお友達だそうで・・・・どうぞ撮ってください。邪魔なものがあれば動かしてくれていいですよ・・と。
でも、いつもいい条件で撮れるわけではないし、現場で考える癖をつけないと、私の写真は成り立ちませんから。
- 2017/07/10(月) 00:00:03|
- 絵画
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