「写真」の良さって何だろう?とか、そもそも「写真」とは?、なんて考えるのが我々世代のいい面でもあり悪いところでもあるだろうか。
いろいろな写真展に作品を見に行って「どうもなあ。」と首をうなだれて帰ってくる。
それぞれの楽しみ方を尊重しつつも・・・、
・・・・・じゃあお前の写真はどうなんだという問いは何時も棚上げにしておかないと、こういうことは考えられない・・・・・

「カメラ女子」という言葉はあまり好きではないが、事の一面を認識するうえで役に立つことがあるように思う。
あるプロカメラマン氏が「おじさんカメラマン」という言葉を使う。この二つの言葉がアマチュアカメラマンの傾向を表していて、私は面白いと感じている。

そして私がほんの少し肩入れしている方が「カメラ女子」なのです。
「おじさんカメラマン」の写真は率直に言って面白くないし、マンネリで、カビが生えているといっていいのではないかと思うことがしばしばで・・・。
実際、あっちの会場でも、こっちの会場でも、どこで何を見たのか区別がつかないほど印象にも残らないし、違いも感じられない。
そして特徴的なことにキャプションが陳腐すぎる。

このお二人は、今まさに写真撮影中なのです。
それは例えば照明や背景の幕のセッティングやモデルのヘアマイクなどを含めた広い意味でのことですが。
白詰草の花をとって髪飾りを作っているのですが・・・・。
そしてこうして「自撮り撮影」をするのです。

白いブラウスにピンクのスカート、そしてウエストには同じようなベルト?
おしゃれな敷物もはるばる運んで来ての撮影。
私はこんなに工夫して準備して写真を撮っているだろうかと考えさせられました。

カメラの設定は「マニュアル」だとのことですし、「玉ボケが・・。」なんて言うところからすると、普段から写真を撮っているし経験も少なくないとお見受けするわけです。
自分が高い建造物の上から踏み出して宙に浮く姿を撮ったり、「浮遊」するのを撮って作品にする人がいたりはしますが、決して例が多いとは言えない作品づくりを意識した「自撮り」ですね。

私のような昔人間は自撮りと言えばセルフタイマーを使った、こわばったような写真しか思い浮かべることができませんが、今やこうしてスマートフォンで画面を確認しながらシャッターが切れるのですから、より意識的な写真が撮れるわけです。
そう言えば中国の人などは意外?にも、自撮りで積極的にポーズしていますね。欧羅巴の街で見かけるとあれも案外面白い。 (ただ、相手国の文化への敬意がどうかという事も考えねばなりませんが。)

※ お二人には写真のアップは7月の中旬頃でしょうと話しましたが、せっかくですので前倒しのアップです。
気づいていただけるでしょうか。
- 2017/07/05(水) 00:00:29|
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